デザフェスと手巻き式懐中時計

m_ki
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先週末の2日間、東京ビッグサイトでデザフェスが開催された。5月に初めてデザフェスに出かけたとき、連れて行った家族のうち、妻と娘はとても喜んでいた。「11月にもあるけど、行きたい?」と尋ねると、「行きたい」と即答。

最初2日間、都外の自宅から往復することを考えたが、念のため、会場近くのホテルも予約した。期日が近くなってから、泊まる、泊まらないと判断すればいいかなと考えた。

ホテルのことを伝えると、妻は豪華の朝食ビュッフェに期待し始めた。2日間往復の交通費と宿泊費を比べると、前者の方が安い。体力的な負担は後者の方が少ない。体力もないので、前者にすべきか、さらに妻も期待しているので、なおさら、前者かな、と11月まで悩み、宿泊を決意。家族は喜んでくれた。

2日間のデザフェスでは、最初だけ、家族4人で回ったけど、そのうち、妻、娘はそれぞれ好みのエリアで一人歩き。私は息子と一緒に、彼の好みそうなエリアをぐるっと回っていました。

彼は、エリアAにあった、スタジオソータの指乗りドラゴンのガチャポンが気になったようで、一度通った後、自ら「ちょっと買ってきていい?」と言って、買い物に出かけました。息子にも好みのものが見つかったようで、ちょっと嬉しかったです。

私は1日目、最初に家族4人で回った時に見つけた、古墳をモチーフにしたお店で、眼鏡ふきを購入しました。後で妻に聞くと、妻は1人で回っていた時、このお店で、古墳モチーフのグッズを買ったそうです。

2日目、妻と娘はまた、それぞれ回っていたので、私は息子の希望で、1日目に続いて、スタジオソータの指のりドラゴンのガチャポンをしに出かけました。多くのドラゴンを入手した彼は満足そう。私はつい、その隣にあった「紡ぎ箱」と呼ばれるガチャポンを初めてしまい、何十年ぶりにガチャポンで散財しました。子供の頃、お財布の中身を使い切るまでやってしまう性格でした。大人になってからは自制して、ガチャポンをやらないようにしていました。久しぶりに制御できないと、お財布の中身に余裕があるのか、何度も挑戦してしまいました。

その後、息子と2日目参加のお店で、まだ回っていないところを順に回っていました。昆虫の標本を使って型を取り、そこに金属を流し込んで作品を仕上げるTASUさんのお店では、5月にも息子がじっくりと見ていたことを覚えていてくださったようで、今回もじっくりとお話ができました。息子は欲しいと思っていましたが、お財布の中身が難しく、今回もじっくりと見るだけになりました。次にデザフェスに来た時は、どうなるのでしょう。

息子の見たいお店を回った後、何気に、「5月の時、このエリアで懐中時計をやら時計のお店があったなぁ」と思いながら、歩いていたら、懐中時計が並ぶお店(名前を覚えていません)に、「手巻き式懐中時計」の文字があり、2種類3つの時計が並んでいました。私はそのうち1つしかない、黒色を基調として、文字盤や針などが金色のデザインの懐中時計が気に入り、「これください」と買ってしまいました。息子は私の即決に驚いて言いましたが、「欲しいときは、悩まないよ」と答えました。

それから1週間、毎日、仕事に着て行くズボンの左ポケットに、時計を忍ばせています。朝、ねじを巻くだけでは飽き足らず、気がつくと、ねじを巻いています。ねじを撒き続ければ、ずっと使えるのが、気に入っています。