かせ糸を好んで買う人もいると思うし、わたし自身が手紡ぎ糸を作ったりしているので、よく玉巻きをする。
もう何年も玉巻きしているのに、「今までなんでこれに気づかなかった?」というハックというか、コツがあるので、今回はそのコツを紹介したいなと思っています。
かせ糸って、こんな感じで糸の両端を結んでいる箇所がある。他にも、糸がぐちゃぐちゃにならないように、別糸で何箇所か結んであることがほとんど。
わたしはこれまで、次の画像のように、この結び目を付け根からちょっきんと切り取ってしまっていた。
だけど、こんなふうに結び目を切り落としてしまうと、ボビンに糸端を巻きつけるときや、玉巻きしているときに、糸端がボビンから抜けてしまうことが結構あるんですよね。
糸端が抜けると、糸玉の中に引き込まれて、内側から糸を引き出せなくなったり、頑張って探していると、内側の糸がボロンと出てきてイライラしたり…糸端が見つからなくなるとわざわざ巻き直しをすることも…
だから、これまでは糸端が抜けるのを防ぐために、マスキングテープで糸端を留めてみたり、ボビンに糸端を長めにぐるぐる巻いて、ある程度固定してから巻き始めたりしていた。
だけど、インスタのリールだったか、YouTubeのショートだったか定かではないのだけれど、糸端を玉結びしてボビンに引っ掛けると、糸端が抜けないというのを見て、「その手があったか!」と目から鱗だった。(残念ながら、出典元を覚えていないので、紹介できないのが申し訳ない。)
それからは、わたしも結び目を切ってから玉結びする形でかせを巻くようになってすごく快適に作業ができていました。
でも、あるときふと「結び目の切り方を工夫したら、玉結びしなくて済むじゃん…」と気付いてしまったの…そう、結び目を全部ちょっきんするのではなくて、片方の糸端に結び目を残しておく、ということに!
このように、結び目を片方の糸端に残して切ると、わざわざ玉結びをし直さなくて済む。もちろん、玉巻き中に糸端が抜けてしまうこともないし、玉巻き後も糸端がどこにあるかがわかりやすい。結び目を切ってから玉結びするより、糸の無駄も少ない(気がする)。
最近では、結び目があるまま編みはじめて、糸処理のときに切り落とすようにしています。糸の巻き直しの回数も減ったし、糸端が抜けるストレスがなくなったので、個人的にはすごく気に入っています。
冷静に考えれば当たり前のようなコツなんだけれど、小さな気づきでかなり作業効率がよくなるから、かせ糸をたくさん使う人にぜひ知ってもらいたい玉巻きのコツでした。
もし他にも玉巻きのコツがあればぜひ教えてください。
今回も、もちろん、結び目を残したまま巻き巻きしました。糸は、Purl SohoのYonder 🧶