気持ちが良すぎて、毎日パジャマにしている手紡ぎ糸で編んだペンギンウィングプルオーバー。朝に着替えをしようとして、裾に手をかけたら、つるつるつるつる〜って編み地が裂けてしまった。あまりのことに、「え?え?ま?」って言葉が出なかった。
もう、30センチくらいの深い裂け目。中からはおばちゃんくさい白インナーがちらり。「セーターってこんなふうに裂けることってあるんや…」って衝撃でした。
これ以上編み地が裂けないようにゆっくりと脱いで、裂け目を観察してみたところ、目が全部解けていたわけではなかったので、直せる!と思って、かぎ針を引っ張り出してきて早速直してみることに。
ずっと着ていることもあるのか、目自体がしっかり形を保っていて、長編みのループ部分がすり抜けていたような感じのほつれ方をしていたので、ほつれたのと逆の動きをすることで直すことができた。言葉ではうまく説明できないので、インスタのリール やYouTubeに投稿した短い動画を見てもらえると、どのように直したのかわかっていただけると思う。リールは手元をアップにしているので、よりわかりやすいかもしれない。YouTubeの方はわたしの焦りが滲み出しているかなと。
裂けた原因は、多分なんだけれど、寝ている間に力がかかる縫い目部分の糸が切れてしまったことだろうな。一番端っこの目の糸が切れて、脱ごうとして持ったところからつるつるほどけてしまったようだった。
あれだけ激しく裂けていたけれど、修復の仕上がりはほぼ元通り。一番端の目は糸自体が切れていいたのと、目が完全にほどけてしまっていたので、長編みの目を綺麗に復元することはできなかったけれど、悪くはない、かな。写真で指差ししている箇所が30センチくらい裂けていたの、わからないよね?
朝から衝撃の出来事だったけれど、うまく直せて、また着ることができたので大満足です。これまであまりちゃんと把握していなかった、長編みの構造をより詳しく知れたので、むしろプラスの経験になった。もし今度同じようなことがあっても、焦らずに直せると思う。一歩成長です。新しい技術を体得したと思うことにする。
ペンギンウィングは、毎天セーターよりパジャマ向きではないんだけれど、わたしはこのゆったりフォルムがとにかく大好きで、パジャマとして毎日着ています。(パジャマになる前は、ガツガツ外出時にも着ていたし、今でも外に着ていける状態だけど。)あ、もちろん、洗濯はしています。
今後も、このプルオーバーがもっとぼろっぼろになるまで、何度も直して、もうさすがに直せないかな、と思うまで着続ける予定です。大好きな服を、直しながら着続けられるこの嬉しさ、プライスレス。