しずかなインターネットをさまよう

しお
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公開:2023/11/22

しずかなインターネットでは、ダッシュボードから「読まれた数」を確認できる。記事を3つ公開した時点で、多くはないが少なくもない数が表示されていた。このうち自分自身が何パーセント含まれているのかは分からないが、全てというわけでもないだろう(あとで知ったがログイン中なら自分の閲覧は含まれない仕様とのこと)。

いったいどんな人がどんな経路で見に来てくれたのだろう。閲覧者としての自分は現状、以下の方法でしずかなインターネットをさまよっている。

  • しずかなインターネット内のスポンサーページを見る。

    投げ銭をするほどサービスを気に入った人たちなので、熱心な投稿者やエンジニア・プロダクト系の記事に当たりやすい。かと思うと全く投稿していない人も結構いておもしろい。非公開で日記を書いているのかも?

  • しずかなインターネットのURLの末尾に適当なIDを入れる。

    ハンドルネームっぽい文字列を適当に入れて、うまくいけば誰かしらのアカウントに出会える偶然が楽しい。こんなID取ってる人いるんだ!こんなID空いてるんだ!という発見もある。ただし一瞬で飽きる。

  • Twitter等の他SNSで「sizu.me」と検索する。

    このサービスに関心を持ったり記事を書いたりしたことをTwitter等に記録・宣伝している人が見つかる。Blueskyでは関連投稿を集めるフィードを活用することもできる。知っている人がこれをやってくれるとこそこそ見に行けるのでありがたいが、ほとんどいない。

  • Googleで「site:sizu.me」と検索する。

    検索エンジンに拾われたアカウントと記事が見つかる。追加語句による検索もある程度機能するので一番便利。「外部での宣伝もスポンサーもしていない自分の記事を誰が見るのだろうか?」と書いている人をこの検索で見つけてしまい、他人の部屋に土足で侵入している気持ちになる。

しずかなインターネットでなんてしずかじゃないことをしているんだ!!

しかし同じことをしている人は他にもいるはずなので、色々な経緯で偶然来てくれた人が私の「読まれた数」にカウントされているのだろう。これも後で知ったことで開発者さんも言及しているが、しずかなインターネットのSEOはやたらと強くてちょっとマイナーな語句なら普通の検索でも記事が上位にヒットするので、そういう経路でたどり着いた人もいるかもしれない(追記:2024年9月頃にSEOが急に弱くなり状況が変わっている)。

もし偶然開いた記事を最後まで読んでくれた人がいたならありがたい。

インターネット上に文章を書く以上は誰かに見てほしい気持ちが確かにどこかにあるのだが、かといって別のSNSで積極的に宣伝する予定もない。今のところ「家より集中できるので街中のカフェで作業をしているけど、周囲の人が何をしているのかはやっぱり気になる。でも基本的に交流は発生しないし、ひと気のある感じがちょうどいい。自分のことも知り合いがどこかで見ているかもしれないが、声を掛けられない限り分からない」みたいな気持ちで書いている。

いずれ一人がさみしくなって「最近このカフェによく居るんだよね」と誰かに話すこともあるかもしれない。

@m_shiroh
140文字以上の文章を書く練習をしています。自己紹介代わりの記事リンク集はこちら→ sizu.me/m_shiroh/posts/kk0dbd40xv71