ウォンカとチョコレート工場のはじまり

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人生ベスト更新映画見た。映画界隈のツイートみたいな文章だなとは思うけど、そういう気持ち…。

チャーリーとチョコレート工場は見たことが無かったんだけど、ロアルドダールの小説は続編含め大好きだったので、告知を見てからずっと楽しみにしていた。ティモシーシャラメだし。DUNE良かったなあ…。2の告知を映画館でやっていたから楽しみになった!ゼンデイヤも好きだし、壮大な巨大資本宇宙スペクタルを最初から楽しめることってなかなかない気がしてワクワクしちゃう。

映画版チョコレート工場に関しては私の中で「羊たちの沈黙」とかと同じカテゴリで、5枚で1,000円レンタルとかで最後の余った1枚に選ぶんだけどいつも辿り着かない映画という位置付けだ。見たら面白いのはわかるけどいつでも見れるから今じゃなくていいか…みたいな。

ガラスのエレベーターは続編だったけど、今回の映画は前日譚。原作にないオリジナル脚本ってこと?ちょっと怖いな…とか考えていたけど全然杞憂でした。なぜならそもそも別物だったし!ウンパルンパ族との出会いからして違うし。でもすごいよかった…。

チョコレート工場のウィリー・ウォンカはミステリアスでお茶目だけど、ちょっと不気味なイメージ。あと結構悪ガキに容赦ないし。でも、今作の若きウィリー・ウォンカは人の良さで世間を渡ってきたタイプ。純粋だからこそ虐げられた孤児のヌードルにも真摯に向き合って一緒に冒険ができる。キリンの檻だと思ってトラの檻も開けちゃったりする。

チョコレート組合のスーツおじさん3人組もすごく良かった。お茶目で怖〜い悪役が、小綺麗なおしゃれなスーツで愛嬌たっぷりに仲良し3人組してて嬉しくないわけがないんだよね。賄賂がチョコレートなのも可愛い。やってることはえげつないけど。

ミュージカル仕立てなのも嬉しかったな。どの曲もすご〜く良かった!gleeでミュージカルの概念を知ってから、作中の主人公達がその時の気持ちを歌い出す映像の虜だから予想外にミュージカルしててびっくりした。そういう宣伝の仕方は見てなかったし。序盤に広場でみんなが踊り出すノリノリのナンバーも、強制洗濯労働でウンザリしているポップな曲も、悪役おじさん3人組のセクシーな賄賂ショーも、夢を語りかけてくるウォンカの曲もミュージカルの王道をしっかり丁寧にやっていてときめきが止まらなかった。ウォンカの店が開店した歌のあたりからずーっと泣きっぱなしになっちゃったよ…。エンドロールののウンパルンパダンスも可愛いし。サントラ無限に聴いてる。

子供の頃に憧れていた世界観とめくるめく冒険、煌めくような画面と素敵な仲間、そしてハッピーエンド 大人になっても大好きだったのが嬉しいし、今見れて良かった!