習慣化の弊害
私は週6でジムに行って筋トレをしている。
約2年前にジムを契約し、習慣化させるために毎朝6時に起き仕事前にジムに行き約1.5時間筋トレをする生活を続けた。
その甲斐もあって、約2年経った今でも最低でも週4で筋トレはしている。
しかし、2年もやるといくつかのことを理解してしまう。
扱える重量のMAXがあまり変わらない。
体重が落ちにくくなる。
どれがツライトレーニングを理解してしまう。
上記のことがわかっていながらも、トレーニングを止めた時にさらに体重が増えたり、扱える重量が減ったりすることを意識すると”今日はトレーニングを休む”という判断ができなくなる。
歪み
なぜ筋トレを始めたのか。最初は30代に突入したことにより体と体調のメンテナンスが主だった。
その次は、いわゆる筋肉質なかっこいい体を目指し始めた。
その途中で、扱える重量が上がることに魅力を感じBIG3を中心としたトレーニングをし始めた。
最初は楽しかった。多分最初はベンチプレス70kgも上がらなかったと思う。それがどんどん伸びていき90kgくらいまではするすると重量を上げていけた。
しかし、95kgを上げるのに3ヶ月かかったり、そこから100kgはさらに半年かかったり徐々に更新するために必要な日数が増えるのと同時にトレーニングもキツくなってきた。
ベンチプレスだけではなくスクワットやデッドリフトも同じように時間がかかるようになってきた。
この頃くらいから楽しさよりも義務感と恐怖感が大きくなってきた。
現在
ジムに行くのが少し嫌になっている。行けば自分で決めたトレーニングは集中してできるし、ある程度はポジティブな考えになる。
しかし、裏側の自分がいつも語りかけてくる。
トレーナーになるわけでもないのに時間の無駄
会社の評価に1mmも関係ないのに時間使いすぎ
アプリ作ったり、仕事に直接影響ある勉強した方が有効
ストレス負ってるのに続ける意味なし
大好きなゲームやる時間削ってストレス貯めるとか意味不明
筋トレで怪我したり、痛めたりして日常生活に支障きたすとかバカ
筋トレ前に飯食うと吐くので、お腹すいたタイミングで食事できない
毎日同じもの食べて見栄えが変わらない
休日も自宅とジムの行き来で新鮮味も刺激もない。
「嫌ならやめればいい。仕事でもないし、ただの趣味なんだから。」
わかってはいるが、体が元に戻る不安と筋トレをサボっている自分への苛立ちから今日もジムに行くし食事制限をする。
この呪いはきっと解けないのだろう。