高校時代を喪失した話

machi_co
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今までは、高校から途切れることなく続いている一本の人生に大学や社会人生活が付け足されている感覚だった。でも、今年、高校時代から10年付き合った彼氏と別れて、はじめて高校生活が過去になり、人生に大きな区切りがついたような気がする。日々生活しながら変な感覚があったのはこれだったのか。最近気がついた。

そして、もう一つ気がついたこと。私は、元彼以外に深いつながりのある人が高校のコミュニティにはいないので、私の高校時代はもう誰とも共有できない記憶になってしまったのだ。少し喪失感を覚えた。

16歳から綿々と続いていた人生が終わり、27歳で出会った人と過ごすようになった今年。ただ隣りにいる人が変わるというだけで、人生も人間関係も変わったような気がするから不思議だ。最も新しく出会った人が、いま一番一緒にいる人だということも、初めての感覚だ。これが、私の2023年。