15 July 2024

machiko_f
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中2氏が財布を失くし、心当たりをすべて探したが見つからず諦めてたところに、警察から遺失物預かってるから一ヶ月以内に取りに来るように、とお手紙が来ていた。我が家の郵便受けは地下にあり、わざわざ毎日チェックには行かず時々思い出して取りに行くのだけど今回は一ヶ月近く放置していたようで、遺失物保管期間ギリギリでお手紙に気付いた。

通知の裏側に地図と委任状までついており至れり尽くせりだった。行ったら私のIDもきっちりチェックされてコピーも取られたものの、無事に財布の中身の現金もまるっと無事に帰ってきた。ありがてえ~

こういうとこ、街中至るところに監視カメラがあり、警察官はがっちり武装し、パスポートから銀行口座から勤め先から税金からぜーんぶ紐付いている恐ろしいIDカードを所持するこの国ならではだなと思う。軽犯罪に対しても罪が重い。

駐在帯同の居留証申請に結婚証明が必要な国、事実婚の人はどうしているのだろう?といつも思う。相手側も仕事を探して各々パスを取得するのかな…ちなみに私はDependant's Pass (駐在者に帯同する居留証)に紐付いたWork Permit (就労許可証)で働いているが、それでも政府に勤務時間、給与の届け出が必要。駐在者本人は学歴、最低給与額、職種、社内でのパス所持者の比率などが細かく定められているし卒業証明なども必要で最初すごく驚いた。なので社会の貧富の差がえげつないです。まじで。それでも移民の国として永住権は取りにくくなったとはいえまだ申請して取れるみたいだし、国民への保障はコロナ期間をみていて手厚い印象ではあるけど、納税してるのに国民以外へはとてもシビア。皆保険ではないし。あと家がほぼ公団の団地で、親族の近くに家を買うと補助が出るなど家族間の自助の圧は強い。

というような良し悪しのバランスをめちゃくちゃ考えながら取りに行った遺失物でありました。