NHK杯に来ています

machikomaki
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公開:2023/11/25

フィギュアスケートの試合を見に、大阪にいます。

2017年に初めてNHK杯を見に来たのも、大阪でした。あれから、もう6年経つ。

ケガで試合を休んでいた三原舞依ちゃんの今シーズン初戦。今回は、舞依ちゃんを応援したくてチケットを取ったと言っても過言ではなく、でも無理をしないでほしいと願いつつ。

わたし、舞依ちゃんの演技を見ると、ずっと体がざわざわゾワゾワするんですよね。テレビ越しでもそうなので、実際に会場で見たときの感覚はもう。ぞわぞわするのに、体温はあったかくなる。不思議だ。

点数は辛口でしたが(PCSは一番だったとか)、ご本人は笑顔でホッとしました。

やはりまだケガは完治していないとのこと。これからのキャリアも考えると、いろいろな判断があると思います。応援してます。

ゆまち。ゆまちのキスクラはオリンピアンで大渋滞だぞ(本人含む)!

今回の主役はもう、完全にゆまちでしたね。絶対やってやるぞ!という気合にあふれていました。私、得点の高い高難度の4回転を控えて、サルコウとトウループのみで完成されたプログラム大好き侍なんですが、すばらしかった。

ジュニアっぽい振り付け、仕草、衣装みたいな傾向はありまして(その世代らしさの表現というものがあるからね)。シニアにあがるにつれ、しだいに演技やそのまわりのものが洗練されていくプロセスがあるんですけど、ゆまちは到達したな、と。書いててめっちゃ偉そう、すみません。

そして、昌磨くん。

彼はひとり、競技から離れて、違う世界にいた、そんな感じがしました。たくさんの人、カメラ、ジャッジなど、ある意味でスケートをする、楽しむうえで不要な要素などに脇目も振らず、ひたすらに自分の世界の中にいる。そのような印象を受けました。

もちろん試合なので点数や順位はつくのだけど、点数や順位ってなんだっけ?みたいな、そういう、違うルール下にいるような。

私は羽生さんも好き(というか、箱推し)です。羽生さんも、すでに他者のジャッジではなく、自分で世界をつくる人のひとりですが、プロという区切りをつけました。

一方で昌磨くんは、現ルール下のなかで、自分の世界をつくってしまう、ような。ノイズを受け流す感じでしょうか。ノイズって認知してないのかもしれない。

どちらが良いという話ではなく、アプローチの違いですが、それぞれでおもしろいなぁと感じます。