初めて寄席に行った。
去年(先月のことだが去年だ)、一緒に歌舞伎を見た友だちに「寄席行ってみたい」と話したところ、「自分よく行きますよ!誘いますね」とのことで、あっという間に予定が決まった。フッ軽の友はすてきだ。
四人の噺家が順に登場する。時事ネタから話す人もいれば、はじめから物語(というのかしら?)を語り始める人と、それぞれのスタイルの違いからおもしろい。
意外だったのが、思っていた以上にひとり芝居であること。もっと、たんたんと神視点で話していくのかと思っていた。登場人物をてきぱきと演じ分けていく。おもしろい。
黄金餅。ゲスい話だな〜どうやってオチがつくんだろう?と思っていたら、最後までゲスかった(笑)。落語は、大きく滑稽噺、人情噺、怪談噺にわかれるそうだ。なるほど、きれいにまとまるのではなくて、ブラックな展開もあるのだなと新鮮。話の内容だけでなく、噺家の技術や声、お客さんも交えた場の雰囲気なども含めての寄席。
たとえるなら、熱心なリスナーのいる深夜ラジオのような感じだった。
今回は、大きめのホールで聞いたので、小さな場所でも聞いてみたいな。