韓国国会は9日、食用を目的とした犬の飼育や食肉処理などを禁じる法案を可決した。関連業者の廃業や転業を支援するほか、違反者は最高で懲役3年などが科される。
文化を法律で変えることは感覚的に引っかかる感じがした。
犬を食べることを賛成とは言わないが、文化を法律やルールで強制するのは文化を削除する感じを覚える。
文化はその時代の生きる人が自然に感じる価値観を元に流れていくものなので、明示的なルールで急な変更は感覚に合わない。
新しく生まれた人が犬を食べることに違和感を持つ人が増えてきて、結果として犬食文化がマイノリティになって、文化として消えていったのであれば、致し方ないと思う。
なので、選ぶ自由を法律で制限するのはなにか違うなーと感じた。
記事によると9割の人がこの1年で食べていないから、文化としてもかなり少数派になったからかもしれない。そうなると、法律でとやかく言わずとも、自然消滅していく文化だったのかもなと思った。
日本でいうとクジラが肉食禁止になる法律を作る感じに近いのかなー。
こっちは、ペットにすることもないし、そもそも、調査捕鯨で個体数管理などが目的だったりするから前提が色々と違うけど。
文化を守り続けることは裏返しとして時代錯誤にも通じるし、生きた文化はその時代の世相を常に取り込んで変化していくものであるから、変わることは悪くない。自然に消滅した文化はいくらでもある(気がする)。
でも、やっぱり、法律で禁止してまで、文化を変えるのは少し感覚と違うなー。