お店の入り口と反対のバックヤード側の窓に、大きい蜂が巣をつくろうとしてて。
それが5、6センチはあるくらいめちゃくちゃ大きい。
スズメバチかな?と思ったけど、フォルムはなんかスズメバチと違う。
でもその大きさから危険なやつに違いないということで、警戒してたのですよ。
初日は、やはり1センチぐらい作ってて。いない間に、(いつでも反撃できるように)殺虫スプレーを片手に脚立に乗って、長い棒で壊しましたけど。
そしたら翌日、また同じ場所に来る。で作り始める。
窓の外側なので、こちらは安全で実害はないのですが、ひとたびでかいのができちゃうと近隣の人たちも困るだろうし。
絶対作らせない!
と。
一つ心配なのは、今日は壊せるが、明日明後日は定休日。
その間に作り上げていたら、恐ろしい。(完成まで1ヶ月とかかかるらしいが)
昨日ちょっと調べたら、蜂の巣は、冬眠明けの女王蜂が一匹で作り始めるとか。
その後、巣の中で子供を生んで働きバチがたくさん生まれると。
そうなんだ。一匹であんな大きな巣を。
・・・と感心してる場合ではなく、
お店も私がほぼ一人でDIYして作り上げたなぁ。
・・・とシンパシーを抱いている場合でもなく、
お店の家賃は私が払っているのだ。お前に住まわさせることはできない。
(冷徹に)コロす。
と思って。
お客さんもカウンターから見てて
「でっかい蜂がいますね」
と。
蜘蛛の巣スプレーをすれば、蜘蛛はつるつるして蜘蛛の巣がはれなくなるので、それをするのはどうでしょうと言う。
蜘蛛の巣に蜂の巣、どうなんだろうと思いつつ、店には「蜘蛛の巣スプレー」があるので、というかそれしかないので、また巣を壊した後、それを満遍なくスプレーして帰る。
定休日の間、アマゾンで、最強の蜂スプレーを注文してた。
最大12メートル噴射する。やばっ。
そして、蜂に噴射すれば、羽と羽が引っ付いてすぐさま飛べなくなるという。
レビュー読んでも最強だ。
「蜂も自分も必死でしたが、勝利しました」というレビューに笑う。
スズメバチ用だけど、普通の蜂やアブにも効く。
逆に普通の蜂用のではスズメバチには効かないらしい。
なのでスズメバチ用の最強のを購入。
実物を手にしたが、まるで武器・弾薬。
一戦交えるつもりで、慎重に、安全に噴射しようと勇足で定休日開けに出勤したら、
ない。
巣が。
え?諦めた?
2回壊されたぐらいで?
もしくは蜘蛛の巣スプレーの効果?
ちょっとー、期待はずれ。
量が少ないというレビューが多かったら、2本も買ったのに(笑)
あたりを見回しても、どこにもないし、女王蜂の姿も見えない。
少し寂しい気持ちもあったけど、安堵感も大きくあった。
生と死が隣り合わせの自然界では、ここはダメ、という判断、切り替えも必須なのかもしれない。
女王蜂からすれば、死を免れた。(はず)
どこかで、生き延びて、子孫繁栄できたかな。