大人な子供と子供な大人
人類には2種類の人間がいます。それは、大人な子供と、子供な大人です。これは年齢的な話ではなく、感情的な面で捉えて話しています。
大人と子供の境界線って一般的には年齢として捉えられることが多いけど、実はそうじゃないんじゃないかなとも思う。というのも、周りに気を遣って場をわきまえることができることを大人っぽい印象を受けるし、無邪気で欲望のまま言動に現れるのが子供っぽい印象を受けるという、あくまで印象の話なんじゃないかなって。年齢を重ねることで社会と触れる機会が多くなるからルールを理解するし、ブレーキの仕方も学ぶ。そこに自分の本性が関与することはなく、周りに依存する形になるのが大人。
要するに年齢的に若い10歳前後の人でも、周りを見て溶け込む術が備わっているのであればそれは大人であり、本性という名の子供はずっと厚い皮膚の中に閉じ込められちゃってるイメージ。逆もまた然りで、年齢的には大人20,30代の人でも心の底から笑ってるような表情が出せたり、他人に合わせるのではなく自分の欲情のまま曝け出してるのであればそれは子供なのではないかと。
一人一人の中に大人と子供が存在して、年齢が上がるにつれて大人のフリをするのが上手くなっているだけではないのかなって思う。
あーだこーだ並べてて結局大人と子供の曖昧さに明確なラインはないと思うけど、僕の中でこれは大人というものがある。それはお菓子をいくつ買っても許されるということ。子供の頃は小さいお菓子3つまでと制限されていたのが、大人になった今ポテチとクッキーとグミとチョコと何をいくつ買っても許される。
そして朝早起きしてゲームをしても怒られないということ。この2つができるようようになったとき、僕たちはきっと立派な大人に成長した証拠である。