人間の想像と妄想

まえぷー
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結局みんな想像とか妄想することは大好きなんだと思う。長期連休で予定する旅行だって、プランを考える時間が楽しいのであって実際に旅行している時は楽しさというよりかは、作業に近い。もちろん楽しくないわけでは決してない。ただ、プランを練っているときのワクワク感と比べると“感情“を刺激するものが少ない。旅行は冷たく言っちゃうと“体験“をしているだけに過ぎないから。じゃあ旅行はせずにプランだけ練りまくっておけばいいかと言われるとそうじゃないのがミソ。それは現実味を感じさせるものがなくなってしまうから想像や妄想することに意味がなくなってしまう。あくまで現実に起こりうることをイメージすることが醍醐味なんだから。

例えば週末に友達と遊ぶ約束をした時も、予定を立てているときは楽しみで実際会うとめちゃくちゃ楽しい。ただ、当日が近づいてくるとちょっと面倒くささが芽生えたり(くさだけに)、予定によって縛られている(自由じゃない)ことに自分でも気づきづらい微々たるストレスを感じる。

事業を始める時、副業を始める時、転職を始める時、自分の将来の姿を「こんな風になれたらなぁ〜」「ここで働けたらなぁ〜」なんてイメージはするけど、実際腰が重くて立ち上がらないのはそういうことなんじゃないかな。(もちろん始めることができないという物理的な問題がない前提で)

考えることが人間の持つブキであることを無意識のうちに理解というか言動に現れる仕組みになっているのかもしれない。かくいう僕も想像や妄想をすることが大好物で、頭の中はいつも夢の国。ちょっと当たり前のことすぎて言うのが恥ずかしいんだけど、裸より下着姿の方が興奮するよね。

想像が現実味のあることをイメージすることに対して、妄想は現実味のないこと(根拠のないこと)をイメージすることらしく、どっちも好きなんだけどやっぱり現実離れしている方が個性が出てて面白い。だから僕は「妄想が趣味」と言っている人とは仲良くなれそう。結局人間が大好きだから考えるという行為が好きなのも必然なのかもしれない。

でもまぁ、僕はみんなより妄想することが大好きな自信があるけどね。だって変態だもの。

@maepu
趣味で文章を書いている者だ