ありがたいことに昨年に続き今年もとよたブックマーケットに参加させていただいた。年々賑わっている(僕はまだ2回しか出てないけど…)このイベントも、先日のドジャースのパレードに気持ちでは負けないくらい今年も大賑わいでした。
※昨年出店させていただいた際の感想 → 作家と本屋としてデビューを決めた感想
無事、イベントも終えて一息。といきたいところだが、ものの20分ほど急ぎ足で他の出店者さんのブースを周りお出迎いした、片手にずっしりとした重みを含めた5冊とこれから勝負をしなければいけないので、僕のブックマーケットはむしろこれからが本番なのかもしれない。堀静香さんの『せいいっぱいの悪口』、國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』、カツセマサヒコさんの『明け方の若者たち』、子安美知子さんの『エンデと語る』、そして自費で出版されているkotchmanさんの『ケルベロスの数え方』の計5冊だ。正直、出店側のくせしてお客さんよりお客さんしてる気がするので反省。でも、ホクホクで大満足。ありがとうございました。
さて、僕のブースはというと、取り上げないわけにはいけないハイライトがひとつ。大変ありがたいことに以前購入いただいた方から僕の文章が好きだと言っていただけ、それだけでも僕の文章を書くモチベになるのですが、サインをしてほしいと言っていただけまして…もちろん共感とか、議論とか、少しでも僕の文章を読んでくださった方の心が動いてくれたらなと思って書いてるわけではありますが、著名人でもなんでもない僕にサインを求めてくれたことが嬉しかったし、何よりなかなかサインがほしいと本人を目の前にして口に出すのが難しいというか、恥ずかしいというか、その難しい中勇気を出して声をかけてくださったのが本当に嬉しくて、このために書いてたのかもなぁと後出しながら沁みるものがありました。心動かすとか言いながら、逆に心動かされてるんですよね。思わず動揺しすぎてキョどってなかったかだけが心配です(笑)お声かけてくださりありがとうございました。
周りにいるたくさんの恵まれた知り合いの方にも手に取っていただけたこともあって、今まで本のイベントに4回出させてもらった中、今回が一番多くの方にお渡しできました。もちろん渡した数が重要なわけではないのだけど、渡った数だけ僕の文章に触れてくれる機会が増えると思うと、この上ない幸せ。その上でこうして僕の文章が好きだという方と出会えるたびに、好きだと言ってもらえるくらいの文章を書いた自分にも、応援の気持ちで書店に置いてくださっているお店の方々にも、ブックマーケットというイベントを主催してくださった方々にも、手に取ってくださったお客さんの方々にも、ありがとうとしか言えない語彙力がちょっと気まずいけど、ありがたい気持ちで胸が張り裂けそうです。
商業出版はひとつのステータスとなるのかもしれないけど、本を売ることよりもこうしてお客さんと読者さんと対面してお話しできる機会があるのであれば、自費出版だけで十分すぎるなぁと。今日の、この出来事の嬉しさのあまり、朝ヨーグルトを食べてから今(18時)まで、ありがたいお言葉はお腹が爆発しそうなほどたらふくいただいたけど、物理的な食べ物を食し忘れていたのでこの辺で終わろうと思う。左の歯、虫歯治療中なんだけど、今日はとっても嬉しいので特別にアイス2本食べるの許しちゃう!
今日も幸せをいっぱい、ありがとうございました。
