潤う心と乾く財布

まえぷー
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モノへのこだわりが一段と強い。

結構モノにはこだわるタイプなんですけど、生活する上では別にこだわる必要がないモノ、でもあるんですよね。例えば服なんかはユニクロで十分なんですけど、ブランド物を着ることで所有感ってのが得られますし、素材やパターンにこだわれば着心地っていうのも変わる。

決して生活する上では必要ないモノではあるけど、そこにこだわることで生活がより楽しくなる。いつも同じユニクロを着ているだけだと気持ちになんの変化も現れないけど、そこに一つちょっとこだわったモノが加わるだけでウキウキする。週末のお出かけが一段と楽しくなるんです。

服だけに限らず、車や食器、椅子やベッドなど毎日使うモノであればあるほどそのウキウキ度は増して楽しくなる。毎日の通勤がプリウスからMINIになればピクニック気分になるし、IKEAの食器から作家さんのお皿になれば食事が楽しくなる。僕は歯ブラシにも少しこだわってたりするので、歯磨きをするモチベーションが違う。服、カメラ、本、ゲームなどなど震えるほど趣味が多いので毎月何にお金を落とすか悩むというなんとも贅沢な悩み。僕みたいに自分に触れるモノ(生活品)にお金を落とす人もいれば、ライブやVODなどエンタメに落とす人もいる。お金をどこに落とすかは人それぞれだけど、自分にダイレクトに関わってくることにお金を落としてみると気分がハイになるので心は潤い、財布は乾く。

そう。モノへのこだわりが強いまではいい。最後にかすったけどここだけは避けて通れない。OKANE。僕、お金の管理が尋常じゃないくらい下手なんです。。。ほんと絶望的なくらいに。。。

一人暮らしを始める時が1番ひどかったんですけど初期費用にいくらかかって、来月分の生活費がいくら必要で、今月はいくら使えて、など考えるのが下手すぎて、というか考えて無さすぎて勢いで契約してるんですよ。それで自分の首しめて「ちょっと待てよ。。金、足りなくね?」となってるのが今。焦った僕は、家の中から不用品をかき集めて買取ってもらうべくお店に行き4,983円というなんともショボい金額査定に、ないよりマシかと買い取ってもらうことに。ところが査定中にお店を徘徊していると好きなブランドものの服が6,000円で売っており「破格すぎるだろ!!」と気づいたら「ペイペイ」という音が聞こえてくる。お財布を潤わせに行ったはずなのに乾いて帰ってきたのは、僕の生活七不思議。引越し前からもやし生活が確定していたのに、服を買ったことで雑草生活になりそうだ。「薬屋のひとりごと」を観ているので薄っぺらい葉っぱの知識と、元野球部かつ毎年とんねるずのスポーツ王を観ているので雑草魂は身についているので安心だ。

そして今月もクレカの請求を見て「嘘だろ…誰だこんなにも使ったやつ!!」と毎月思っていることを口にしながら決して見つからない犯人探しと、売れるもんねぇかなぁと砂漠の中でオアシスを求めるかの如く今日も不用品を探し続ける。

不用品探しに夢中になってあまりパンツを前後逆に履いていたことに気づいたのは、会社でトイレに立ち寄った時だった。

@maepu
趣味で文章を書いている者だ