2023年11月25日

mag6
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  • 生活

    • 冬用のコートが欲しく、午前中に新宿のセレクトショップに行ってみる。MACKINTOSHが良さそうだが、とても高価なので悩んでいる。

    • 東京ガーデンシアターでamazarashiのライブがあるので向かう。物販を少しばかり期待しつつ、少し出発が遅くなってしまったのでそれほど期待せずの時間。到着後、長蛇の列を一瞥して戦意喪失。欲しいものは事前通販である程度買えているのでまあ良い。

    • 開演前に久しぶりな方と沢山会えた。初めましての方とも良い出会いがあった。嬉しい。終演後の打ち上げに混ぜてもらって色々と話をした。単純にとても楽しかった。会話でのコミュニケーションは難しいし、コミュニティの中での自分の立ち位置も難しい。それでも、人生において大切な仲間となる関係性を本当に徐々に構築できている気がする。得意な人は一瞬でwやってのけることだろうが、私の人生はこれで良い。

  • 結婚

    • 飲みの席で結婚してよかったかと聞かれて、その場ではうまく答えられなかったので、結婚のメリットをここで振り返ってみる。

    • 前提となる時系列を整理する。自分は妻と付き合ってから1年ほどで(妻、妻両親に結婚の意思表示をした上で)同棲。同棲して1年ほどして婚姻届けの提出。それから2年以上経って両家顔合わせを実施した。結婚式はしていなく、今後もする予定はない。両家顔合わせが遅くなったのは、コロナ禍という要因が大きい。

    • 生活や人間関係に対する影響度でいうと、上記のイベントのうち「婚姻届の提出」が最も低かった。書類を揃えるために両親の協力が必要だったり、名前が変わった故の手続きだったり、やや煩雑なあれこれが発生したものの、結婚を機にライフスタイルや人間関係が大きく変わったかというと、そんなことはない。

    • とはいえ、あの紙切れを役所に届け出たことが無駄だったかというとそうではないと感じている。その理由を考えていきたい。

    • まず、自分自身のアイデンティティだが、これはあまり変わってはいない。

    • 我々は(少なくとも私は)同棲をスタートした時点で、自分たちは夫婦であるいう認識をもっていた。家計管理のルールを定め、生活費用の共同資産を用意し、所有物の多くを共同で管理し、生活に関する重要な意思決定は二人で行う。このような関係性は、家族であり夫婦であると定義づけるのが自然だろう。妻のことを呼称するときは「彼女」でも「婚約者」でもなく「妻」という語を使っていたし、他人に対して既婚者だと話すこともあった。つまり私はこの頃から「既婚者」「夫」であるというアイデンティティを認識していた。

    • ただし「〇〇さんって結婚しているのですか?」と聞かれると答えに窮する時があった。アイデンティティとしては既婚なのだが、法律上は未婚だし、事実婚とも言いにくい(法律婚 or 事実婚の決断を先延ばしにしているだけで事実婚の決断をしていたわけではない)。この状況を他人に一言で伝えるのは難しい。

    • これは、アイデンティティと他者からの認識でズレが発生してしまっていると言える。婚姻届けを提出することで自己認識や我々の関係性がなにか変わるわけではないのだが、他者認識と自己認識がズレている状況はさまざまな場面で支障になることが予期されたので、それを解消したい。それが結婚(法律婚)の一番の動機だった。

    • 他者認識、つまり「他人からみて私たちがどう捉えられるか」が変わった影響は、それなりに大きかった。

    • 結婚を分かりやすい形で開示できるようになったおかげで、沢山の人々からお祝いをしてもらえるようになった。結婚をきっかけに、両家の親戚からはお祝いの金品をいただき、それに対してお礼の品を送った。互いが互いの生活に思いを馳せて実施するこのやりとりによって築かれた親類関係は大切な財産となると思う。

    • 自分の両親と妻の両親の関係性も、結婚を機に進展したのではないかと思う。これは想像だが、気兼ねなくお歳暮を送りあえるお墨付きのような効果が「婚姻届」にはあっただろうと思う。

    • また、アイデンティティはあまり変わってはいないと書いたが、親類関係のコミュニケーションや顔合わせなどの儀式は「夫」としてのアイデンティティをより確からしいものにする一助になったと思う。

    • 私たち自身の関係性も大きくは変わっていないが、親類関係の付き合いにより、関係性が肉付けされ、その強度は少しだけ強くなったと思う。

    • まとめると、結婚(婚姻届けの提出)により以下のようなメリットがあったと思う

      • 関係性を簡潔に表現できるようになった

      • それにより、親戚や知人が私たち夫婦を祝福しやすくなった

      • 親戚関係のネットワークが繋がりやすくなった

      • 結婚後の儀式や親類とのやりとり等により、自分自身の気持ちも整理され、夫婦の関係性も厚くなった

    • さらに単純にまとめると「お祝いをしてもらえて嬉しいし、お祝いの儀式で繋がりが強くなってみんな嬉しい」が結婚の本質な気がする。劇的になにかが変わったわけではないが、紙切れ一枚に署名した(あと名前を変えた)労力の割には良いことが多かったと思う。

  • ごはん

    • お昼は新宿のキリンシティでオムカレー。夜は青森地鶏シャモロック推しの居酒屋で焼物や馬刺しや鍋。