Pythonは従来の開発行為を破壊する程のライブラリを秘めているが、社内で多くの人はその価値を知らない。PDFの操作、WORDやExcelの読み書き、ファイルの操作、Teamsとの連動、OCR、画面キャプチャー、Webスクレイピング、数理最適化など驚くほど事務作業効率化の為のツールが揃っている。Pythonは最強ツールだ。(RPAをわざわざお金を出して買う必要すらも無い。どうせRPAはメンテナンスを誰でもできる訳では無いのだ。RPAを使えば開発が加速する訳でもない)
Kintoneはローコードと歌っているが本当だろうか?結局、できる事は限られる。「こういう場合にこうしたい」と思うと、それを無理やりに書けるのだろうがそこで早くも「変数」という概念を使うところで大方の人は転ぶのだ。それはローコードとは言えない。だったら、Pythonと同じだ。
TypeScript(OfficeScript)はマクロと違ってメソッドが使えるので便利だと思った。しかし簡単に操作方法を検索で出てくるだけの環境下に無いので、今はマクロの方が早く組める。実行時の制約もTypeScriptはまだまだ多い。これもローコードとは言えない。
PowerAutomateは標準的なプランではExcelはいじれるが、WordやPDFになるとプレミアム契約が必要になる。アプリではなく画面のRPA化も同じく。非常に期待したのだが、これもローコードとは言い難い。
それでもPythonを勧めると多くの人が困惑して逃げ回る。幾ら数行で書けるとは言え、そこに前提として必要になる最低限の知識(LinuxコマンドやMS-DOSプロンプトを用いたインストール)が必要なのは否めない。そしてPythonは言語としての特徴も併せ持つので、ローコードと紹介しても嘘になる。
いつの間にか世の中の学生さんたちはスマフォは使えるがPCのキーボードは打てないという人が増えたらしい。それはもう、PCは持続的イノベーションとして消えていく運命なのを指している。否定してもしょうがない。どうして10〜20万円も出して機械を買わないといけないのか?Raspberry Piならば3程度ならば1万円以下、5でも2万円以下で買える。Linuxになるけど、充分だろう。Linuxだからわからないと言ってしまうと何事もそこで終わり。子供はエスカレーターの乗り方も電車の乗り方も知らなかった筈だ。生活の為に必要な知識や壁ならば、学んでいかないと取り残される。
LLMもそろそろRaspberry Piで動くらしいので、触ってみますかな。これはどうやらNodeRedで動くらしい。そして最近、Raspberry Pi PicoやAudiunoを触ってみる予定なのだが、これはまだCで動くらしい。しょうがない、必要ならば触っておくしか無い。仕事で使えるようになったときにすぐに使えるようにしておかないとならないので。会社ではいじれないから、自宅で趣味として準備しておこう。