・1日目:類体論の問題を考える。P227の定理13.4
これを解くにはP11定理2.4を使う。道筋が見つかっただけでも嬉しい。
普段なら仕事の合間に考えるので1問につき2週間は考えるが、流石にGWはゆっくりと考えられる。
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・2日目:類体論の問題を考える。P227の定理13.4を提出。問題が無ければいよいよ最終章の第14章へ入る。
OpenCVの本が届いた。パラ見。
Kindleで機械翻訳を読み上げ、それを聞くだけ・読むだけではなかなか頭に入ってこないので同時にRaspberry PiのKindle画面で英文を読む試みを始めてみた。これは当たりだ!洋書がスイスイ頭に入ってくる。
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・3日目:最終的に何をしたいのかイメージを固めて、いよいよPicoを触り始める。直観でなにかに使えると思ったのが、冬くらい。いよいよ触り始める。私がやりたいのは電子工作ではないが、文字通りに何も知らないので。アナログ伝票を読んで、現場を上手く回すツールのプロトタイプを作りたいのだ。PicoWかArduinoだが、PicoWは1,200円程度なのにBluetoothが使える。Arduinoの優位点はなんだろう。
まずはPicoにUSB給電してLEDを点滅させて、それをタクトスイッチで制御してみる。カメラは接続するところまでは出来たが、なんと画像データを戻すためだけにシリアルケーブル=USB変換器が要るらしい。知るか、そんなもん。届くのは明後日になるので、一時中断。
PicoでThonnyを使ってMicroPythonをいじり、基本的な事までは理解。明日はカメラ系は部品が足りずに(シリアル変換器)出来ないので基本的なところまでをNode-Redでもいじってみるか。これは会社ではインストールするのは難しいが。会社で買ってたら部品が足りないで面倒なところだった。それともArdiuno IDEを触るか。言語は何だろうか。
Vasily GrossmanのStalinGradを7章まで読む。市民生活の様子が分かりそうで嬉しい。
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・4日目:Ardiunoを触る。思ってたよりも簡単で、Ardiuno IDEもCも明快。Ardiuno IDEでPicoも動かせるらしいが、やはりCだ。(どうしてもコンパイルエラーで止まる)サンプルはPicoとRaspberry Piを繋ぐBluetoothで便利そうなので是非ともクリアしておきたい。なにせシリアル通信よりもBluetoothは速いのだ。
Raspberry Piにpyenvの環境で各種パッケージを入れるのは本当に面倒で、もう嫌になったのでこれからはGoogleのColabで使おう。インストールの際に毎回こんな苦労をするのはおかしい。
PicoWHではなくPicoWも間違えて買っておいたのだが、正解だったな。こちょこちょするには、かえって使いやすい。PicoWHはカメラ配線テストで既に組んじまってるし。
OpenCVの公式な分厚い本を読んでると、ステレオ撮影の関数が用意されてるらしい。全然無関係の本でも直観で役に立つかどうか判断する。当たりだったようだ。GW前に一日悩んだプログラムはわずか8行程の関数呼び出しで書ける。
Micro PythonとCircuit Pythonの違いが分かる。一長一短がある。触ってみないと分からない。。。
まずはPicoWでArducam HM01B0をCircuit Pythonを使って有線シリアルで接続する方法を試みる。まずはカメラが動いたのでOK。ここまででもなかなか難しかった。
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残る課題は、Pico以降を「Pythonでインライン化する」事だ。
1)PicoからBluetoothの部分はArdiuno IDEで書けるので難しくない。
調べていけば分かる筈。資料は欲しい。
2)それを受信して画像化する所が面倒くさい。
・pybluez(Pythonのシリアル通信はpyserialだが今回は重視しない)
・OpenCVとProcessing(OpenCVはマルチプラットフォームのライブラリ、Processingは画像を扱う言語。今回はたまたまArducam HM01B0のデモコードがProcessingで書かれていただけなので気にしなくていい)
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・5日目:OpenCVはカメラかどうかの認識はOSに任せている。そうなるとPrcessingのコードをPythonで書いた方が良さそうだ。
驚いたがPicoWでWi-Fiを使う記事は少なく、ましてやBluetoothなんて全く無い。新しいのか。これを探してたのに、本屋のバックナンバーで見つからない。という事は有用な内容なんだろうな。amazon先生で土曜日に届くのを見つけた。
Arduinoで無線を扱う本だけはかろうじて1冊見つけたが、ZigXBeeは無線だから社内の許可が出ないだろうな。上位機種になるとBluetoothを使える筈だけどまだ資料が無い。
この本が一番良いと思ったけど、Bluetoothまでは充分に書かれていない。
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・6日目:実務的な事を考える。
●事務作業+カメラ
OpenCVとWebカメラが連携させられる事は分かったので、後は確認済のeasyOCRと連動させてみよう。伝票には、まとめてコピー機に掛けた方が便利な物と、そうではない多種類の複写伝票の塊などがある。後者にはこの方法の方が効く。
●倉庫管理 ①現実
部品棚の在庫数は距離センサーで計測して管理できる技術がある事は分かっている。しかし、パレットに積まれた箱の在庫数を確認する事は簡単な(安価な)技術ではない事は分かっている。これをなんとかしたい。数億円かけりゃできるだろうけど、現状でも気合でこなしちゃってる作業(0円)をどうやってペイするのさ?
https://images.ipros.jp/public/product/image/b3c/2000024273/IPROS54549094449573505394.jpeg
1)箱にきちんとバーコードが付いていればいいのだが(宅配便は受付窓口でしっかりと全箱にバーコードを付ける)、そんな物は物流では極々少数。この写真の例だって貼られていない。大体、箱の奥に積まれてるのは赤外線が届かないでしょ?更に厄介な事に、パレット全体にラップが何重にも巻かれていてバーコードは読めないケースが非常に多い。物流現場ではこんなパレットが何百も来るのだ。いちいち箱単位でチェックなど不可能。かといってパレット単位で山札がついてる訳でもない。アナログ情報のみ。
2)RFIDなんて全箱に付けたら幾らするんだか見当がつかない。そのRFIDは誰が付けるんだよ?徹夜でもするかい?以前、生花市場で出荷する箱にバーコードシールを貼ってたが、それだけで5人くらいが何時間も掛けてた。無駄な時間だ。流通工程でそれが統一していくんなら誰かが泣いてもいいが、大抵の場合は自工程の為だけに付けるので、後工程では何の役にも立たない。
3)距離センサーを考えたが、上部から測れば段数だけは取れるだろうか?数万円/個もするものを平面に並べる?それがパレット数。。。幾ら掛けても足りない。
4)しかも問題は上記写真の様に、異なる種類の箱が同じパレットに積まれる。これが実に厄介極まりない。
●倉庫管理② バーコードリーダーは高い! ✗
そうはいっても現実問題としては、何かしらのバーコードだろう。USB接続の1次元バーコードなら数千円。これがスマフォタイプの面読み取りバーコードになると何故か一気に数十万円の世界になってしまう。なぜなんだよう。。。
最後はそれを導入するとして、いきなり高価な機器を買ってうまく運用化できた話を聞いたことがない。大抵は、現場が泣いてる。バーコードリーダー運用の一番の問題は数量を打つのが面倒な事だ。(高い機種を買えば出来ない事は無いが、運用というのは試してみないと分からないのだ。後でそれを実現させるのはそんなに難しい話ではないが)
どうやら、このアプローチはあまり現実的ではない。だったら買った方が簡単だが、やはり採算は取れない。なにしろ、今は困ってはいないのだ。
●倉庫管理③ ✗
棚卸しを人がやったにも関わらず、誤発送してしまう事故は後を絶たない。入出庫管理の部分は難しいので、発想を変えて在庫管理を人の目に依るものでは無い手段に置き換えてみる。しかも安価に。
(PicoW+Picoカメラ)×2セットずつで定点観察(その為にアドレス管理のルールを設ける)👉画像をBluetoothでPCに飛ばす👉PCでステレオ画像を射影変換して数量を割り出す。1箇所につき5千円×2か。高いな。。。
●倉庫管理④ ?
RFIDを正規に導入すると非常に高額になる。ならばどうやって安価に仕上げるか。。。運用だ。上記の方法はどうも現実的ではないのでこれに賭けてみる。むしろ組み合わせだろう。RFIDとPicoとPicoカメラとBluetoothの。単体ではうまく行きそうにない。一番難しいのはタグの登録作業だ。バーコード作戦とは違って、箱ごとに付けるという考えを捨てる。
●アイデア
色相。。。ポストイットでも使える!
●OpenCVの特に役に立ちそうな後半の箇所を読み始める
5章までは読んでた。
第8章:画像、動画、データファイル
第9章:クラスプラットフォームとネイティブウィンドウ
第11章:画像変換
第12章:画像解析 Cannyエッジ検出器、Hough変換(線、円)、距離変換
第13章:ヒストグラムとテンプレートマッチング
第14章:輪郭 切り抜き技術
第15章:背景除去
第16章:キーポイントと記述子 特徴点の抽出
第17章:トラッキング 動画の処理
第18章:カメラモデルとキャリブレーション
第19章:射影変換と3次元ビジョン
●明日はRFIDの勉強を始めよう。しかし、まだ明確なイメージが湧かない。このままプログラミングをやってもな。。。
「アルドゥイーノ RFIDセキュリティDIYスターターキット」
PicoWによるBluetooth通信の資料が届いたらそっちも勉強。
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・7日目:たまには羽目を外そうと朝から呑んだら眠くなって夕方に。これから何をしようかな。本が届いたが酔っ払ってまるで頭に入らない。一般にはBluetoothよりもWi-Fiの方がプログラミングは簡単らしい。しかしWi-Fi環境は現場では当たり前ではない。Bluetoothの方が運用的にはハードルが低い。
・8日目:下記の記事を読むとWindowsの世界ではpybluezは動かないらしい。Bleakを利用すると書いてある。それも困ったね。
https://atatat.hatenablog.com/entry/2020/07/09/003000
対処法はあるらしいが、Pythonだけで出来ないのも困る。Python以外のアプリをインストールするだけでも制約があるのに。
https://qiita.com/sirayuri/items/853f1c2d03e31122e186
安価な環境でカメラを無線で会社のPCに接続してインラインでプログラム書くのはハードルが高い様だ。PythonのOpenCVでスムーズに書けないと、データを受けるだけが単独のプロセスになってしまう。今後も要調査になる。有線シリアル接続ならが簡単なのだが。金を使えば何だって出来るが採算が合わない。
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類体論へ至る道、第13章をようやく突破。始めたのは7月頃だったので10ヶ月も掛かってしまった。難関だった。いよいよ最後の第14章。ラスボスだ。とはいえ、まだまだ類体論への入口に過ぎないが。
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夫婦でNHKドラマ「虎に翼」にドハマりしている。当時の女性に関する法律はこれで分かる。
ト書きを読んでいると、実際のドラマとは異なる部分もあるが脚本家が言いたかった事が良く分かる。
配信された第四週まで読んで、とりあえず追いつく。
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・9日目:picoからBlueToothを飛ばす事はできそうだと分かったが、それをWindows側でカメラとして認識して受信できなければならない。OpenCVはOSがカメラとして認識された映像を開くだけで、Processingでもシリアルを開くのみ。自分でシリアル通信を書くのと、Windowsがカメラ認識するのは次元が異なる問題だ。これなど参考になる。
https://blog.studiok-i.net/2608.html
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類体論へ至る道 定理14.1 なかなかごついと思ったら一般形だった。
https://www.rs.tus.ac.jp/a25594/2015_Class_Field_Theory.pdf
これでいいか。
https://tsujimotter.hatenablog.com/entry/class-field-theory-of-cyclotomic-field
これを読んでいると教科書の証明で十分な気がする。この教科書は完全な記述である事が稀なので、ギャップが無いかどうかを自分で確認しないといけないのである。今回は問題なさそうだ。
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倉庫のIoT問題、RFIDを考えていたがどうプロセスを組んでもかえって面倒臭くなる。単純にPicoW+PicoCamera+easyOCR+BlueToothの方が相性が良い。Cameraのコストを下げるにはPicoWではなくてZeroWの方が良いのだけれど、Linuxマシンになるというのがセキュリティ的に問題視されるのが間違いない。後は、WindowsでどうやってPicoCameraをデバイスとして認識してもらうかだ。ここまで来れば、テスト的に現場で買ってもらうか。。。GW中にここまで漕ぎ着けた。十分かな。
Raspberry Pi Pico W でPCとBluetooth(シリアル)接続する。
https://blog.studiok-i.net/2608.html
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・最終日:虎に翼、台本ドラマが届く。上巻まで。。。何気に壮絶な話じゃねえか。こりゃ、見たら泣くな。鬼滅の刃の刀鍛冶総集編も見て、しばし休息。
こんなに難しい数学の内容、理解できる筈がないと思うのだが、実際にやってきた所なのでゆっくりとノートに書いていくと意味が分かる。というか、今までは訳も分からずにやってきたのだが。
https://tsujimotter.hatenablog.com/entry/class-field-theory-of-cyclotomic-field
証明を書いたが、一日置く。