前の続き
妹が飼っていた亀、名前は カメ吉
お祭りの屋台で買った、大きくならない筈が大きく育った普通の亀
それが、地震の混乱の中、気が付いたらいなかった😢
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妹は可愛がっていたし、世話もよくしていた
私は時々、庭で自由にさせた後(ケース洗ってる間とか)捕まえるのを手伝った
亀は案外すばしっこいので、たまに手こずった
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何年も過ぎて、家も建てて、生活も気持ちも落ち着いてきたあるお正月の事
新聞と一緒に、市の広報誌も配られてきた(特別版で頁数増)
その中に「我が家のペット」コーナーがいつも通りあったのだが、新年で縁起良く?なのか、今回のペットは「亀」だった
普段は、ふわふわワンちゃんとか お澄ましネコちゃんなのに、ドーンと「亀」の写真
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妹はカメ吉を失って、まだきっと凹んでるよな…見せない方がいいかな…と思いつつ記事を読んだ
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『アレクサンダー(仮名､カメだけに😅)とは、震災でパニックになりながら避難している時に、運命的に出会いました…』
は？まさかカメ吉！?と思い、住所を見たら、車で15分位の距離
う～ん行けなくはないけど歩けるか？ 亀が？でも確かに農道を行けば…
取り敢えず、妹を大声で呼んで、市報を見せた
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写真(正直､私には亀は皆同じ💧)を見て､妹は､「これ、きっとカメ吉だ！スゲー😂 生きて、自力で避難してた！」 と言った
絶対とは言いきれないけど、きっとそうだと…
「カメ吉じゃなくて、こんなカッコいい名前つけてもらって、運命の出会いとか言って大事にされてて…ヨカッタじゃん、ねぇ😌😢」
私も、絶対とは言いきれないけど、この亀さんがカメ吉だったら いいなと思った
生きてくれてて本当にヨカッタと思った
そして、道端の野良亀を
あんな地震で余裕もない時に、保護して飼ってくれた優しい一家に、とても 感謝している
だから もう
うちのカメ吉だとかは 決して言わない