やりきってやめたい

平坂
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仕事はやりたくなくても生きるために仕方なくやることじゃないですか。趣味はやらなくても生きていけるから本来やらなくてもいいもの。ワーカホリックだったり趣味が仕事みたいになってるガチ勢は別として。

趣味は『やりたいからやる』という能動的なモチベーションを維持するのが理想的で、『やらなきゃ』と得体のしれない義務感が占めるようになるとだいたい苦痛になってくる。

私にとってTwitter(現X)の仕様がこれで、特に呟きたいこともないけど垢を維持するために何か呟かなきゃって中身のないツイートするのがしょうもなくなって消しちゃった。定期的に萌え語りを発信したり、小ネタを落書きで投下したり、もっとSNSの性質に合った上手な使い道があったとは思うけどそれをやるならTwitterじゃなくてもいいと感じた。見たいと思って探してくれる人の目に留まるのが理想で、別に見たくもないし探してもいない人の目に入ってしまうのは理想じゃないし二次創作である以上出来れば避けたい。それがきっかけで推しカプに興味を持ってくれる人もいるかもしれないが、稀だと思う。

創作活動や推し活もきっかけは『やりたいからやる』で始めるけれど、人っていうのは飽きるものでハマりたての頃のような新鮮さが薄れて熱が落ち着いてくると次第にマンネリ化して惰性になってくる。そうなると『やらなきゃ』って自分で自分を鼓舞して向かう面は否めないし、時間と労力を費してでもやる意味あるのかってちょくちょく正気に返りながら、それでもやり遂げたらそれなりの達成感は得られるが本当にそれだけで。

『やりたいからやる』で始めたのに『やらなくてもいいのにやってる』になって、最終的に『やりたくないからもうやめる』か『やりきったからやめる』のどちらかになる。

やらなくても生きていけるのが趣味活動だけど、やりたくて始めたからにはやりたいことやってやりきった気持ちでやめたいよなと思った話。

@majenta
ゲームとアニメと推しカプが生きがいの限界オタク。