顔面の斑点と向き合え!化粧デッキ再構築大作戦

まきはら
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公開:2024/8/10

これは顔面に斑点のある中年が、己の肌と相対し、斑点の存在を顔面の一員として認め仲間としてやっていくために化粧デッキ構成を大幅に見直した記録である。

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2024年7月1日、それまでなんとなく見ないフリでごまかし続けていた顔面の斑点が、突如「あっこれダメだ何とかしないと」になった。きっかけは旅行で紫外線をしこたま浴びて斑点が濃く出てきたことにある。

斑点、俗に云う「そばかす」だが、私の顔面に生息するやつは一般的にチャームポイントとして愛でられている可愛らしいそばかすとは根性の入り方が違う。まず濃い。そして粒がでかい。アンド顔面のかなり広い範囲に発生する。こいつらをそばかすと呼ぶと「かわいいからいいじゃん」という誤解が発生するため、本記事では「斑点」と称することにする。

この斑点との付き合いは小学生から続いているが、化粧をするようになってから何となく「かくすもの」という認識になっていた。気になるときはコンシーラーで特に根性の悪そうな濃いやつのみ狙って隠し、気にならないときも化粧下地でカバーしつつファンデーションを重ねて薄く見えるする習慣がついていた。まあ何やっても隠せないのでどれも気休めにしかならない。

が、このたび与那国島で夏至のトンデモ強烈紫外線を浴びたことで斑点たちが活気づいてしまい、ついに「斑点にファンデーションやコンシーラーを濃い目に重ねると余計に汚く濁って見える」という事実と向き合わざるを得なくなってしまった。こんなときはFediverseに悩みをダラダラと書き込んで、みなさんから寄せられる知見を頼るに限る。

そばかすが子どものころからめっちゃ多いので隠す方は諦めたんだけど、肌はなんかキレイっぽく見せたい

そしてありがたくも寄せられた各種知見を統合しならがら1か月ほど試行錯誤をくりかえし、なんとか新しい顔面構築デッキができあがった。斑点よ、これでおまえも顔面の仲間だ。

斑点を隠さないタイプの化粧

これが斑点のある人間の顔面構築デッキだ。

現在のベースメイク構成

  • 粗を隠してツヤを出してくれる化粧下地

  • 顔全体が明るくなる多色ルースパウダー

  • しっかりめにツヤを出すハイライト

  • チークは置く場所が命

全体的に光るものを置いていこうぜ!って構成。肌がつやつやしてると粗は消える。そして顔に派手な模様があると多少のクマや色むらは気にならなくなることがわかった。これはポイントメイクも同じで、濃いめの口紅を使っても違和感が出にくくなるという恩恵も発生し、ブラウンからダークプラムまで置き放題になった。これはありがたい。

チークについては、頬の最も高いところに入れると斑点の濃い部分と重なり肌の色が濁って見えてしまうので、斑点が少なくかつ顔色が明るく見える場所として目の下あたりに大きめのブラシでふわふわと置くとうまくいくことがわかった。色は顔全体の雰囲気に合わせてなんでもOK。ほかのポイントメイクアイテムは特に変更なし。

引退させたアイテム

  • パウダーファンデーション

  • コンシーラー

  • シェーディングパウダー

斑点に色付きの化粧品を載せると色が濁ることが今回の悩みの中核を成しているため、「隠す」系アイテムを一掃した。この見直し1か月前から導入したシェーディングは、パウダーファンデを使ってたときはそこそこ便利アイテムだなという感触だったが、ファンデがリストラされたため一緒にリストラになった。ごめん。

なお引退後のパウダーファンデは現在職場に常駐している。午後からお客さんに会うときなど、中途で顔面の作り直しが必要な際につけると「なんか化粧してる」感を出すのにちょうどいいのと、多少は日焼け止めの機能を持たせられるという良さがあるので、第二の人生をがんばってほしい。

今後の展望

現在使用している化粧下地はファンデーションと組ませていた時のものをそのまま使っているので、化粧下地メインのデッキに構成を変更した今後はもうちょっと見直してもいいかもしれない。この季節は崩れ防止と日焼け防止に機能を振っているが、秋以降は保湿も重要になるのでアイテムの見直しが必要になるだろう。

隠す系アイテムをやめた恩恵はでかい。まず化粧崩れによるファンデのハゲを心配しなくてよくなった。最初から隠れてないんだから崩れても知らんで通せる。あと、マスクに茶色いのがつかなくて気分がいい。

斑点のことは気にならなくなったわけではないが、まあ今後も付き合っていくしかねえな…という気持ちでやっていく所存である。顔面の正規メンバーとして責任ある行動を心がけていただきたいものだ。

@makihara
映画や音楽について書き散らす場所。好きなモンスターパニック映画は「殺人魚フライングキラー」「スタング 人喰い巨大蜂の襲来」「X-コンタクト」です。 fedibird.com/@makihara