なんとなく、本に触れたくなったので、本が恋しくなったので図書館に行きたい。
本が恋しい……書いている自分もどういうことだと思わなくもないけれど、たまーに、本を内容、装丁・レイアウトを全てひっくるめた、総合芸術のように感じる時がある。年代・内容問わず、自分がこれだと思う本を手に取りたい!そんな気分の時……「本」という存在自体に心が大きく傾いてしまったときは古今の本を気軽に手に取れる図書館にふらりと足を運びたくなるのだ。
そんな図書館の何より好きなところは、思いもよらない出会いがあること。
本屋さんではなかなかお目にかかれないような古い本は、文字が小さめて読み辛いながらも、独特のデザインとレイアウトが興味深くて、敢えて古い本ばかりを探しては手に取ってしまったり。
あとは、特に何も……ジャンルすらも考えずに本棚をゆっくり見て、なんとなーく気になったり、妙に惹かれる本があったら手に取ってみるのも好き。童話だったり時代物だったり恋愛ものだったり、解説本だったりエッセイだったりノベライズだったり。真偽の怪しい啓発本なんかもたまに読む分には楽しい。気になった本は、その場でサクッと読んでも良いし、借りて家でじっくり読んでも良い。
自分に合わない内容だったらその時点で止めて返却すればいいし、好みだったら本屋さんに走って自分用を手元に置けばいい。
そんなこんなで、色々な本に気楽に出会える・手に取れる図書館に行きたい。直近だと週末だけど、それまで「なんとなく本に触れたい熱」が続いているといいな。図書館を満喫したい。