興味を持ったらすぐに試しては数ヵ月で飽きてしまうタイプの私でも、そこそこ続いている、もしくはブランクはあれどまた戻ってくるものがある。
それがお絵かき(画材集め)と文章書き(万年筆)だ。
お絵かきも文章書きもパソコン、もしくはタブレットがあればある程度できてしまう今、紙に書いてから打ち込み直すのは少し面倒だし、絵に至ってはデジタルで描いたもののほうがネットに上げる場合も、印刷会社に依頼する場合もあまり手間をかけずキレイにデータ化できると思う。
非効率的なのはわかっているけど、子供の頃に憧れていた万年筆を……大人になってから妙に緊張しながら買った万年筆を手に、想像や妄想、ふとした出来事を形にすべく紙に綴る作家ゴッコはワクワクして楽しいし、絵の具や色鉛筆やパステルの鮮やかな色がふわりと紙に広がっていく華やかな様子を見ながら描いていくイラストレーターゴッコはとても楽しいものなのだ。
多分、「画材と万年筆と紙を使ってかく」ことの憧れと楽しさが、一旦止めてもまた再開する要因なのだと思う。
道具と思い出と楽しさ、重要。