私は仕事が速いほうではないです.さらに,沢山のことを同時にできるような器用なタイプではなく,どちらかといえば不器用です.
そんな私にとって,日々の生活はやらなければならないことが多く,なかなかに大変です.きっと皆さんもそうなのだと思います.
そのような日々を過ごすうえで,時々とても嬉しいことがあります.例えば,先輩がアドバイスをくれたときや,後輩が仕事を手伝ってくれたときといった,人の優しさにふれたときにはとても嬉しい気持ちになります.
しかし逆に悲しいこともあります.私の時間を奪っているのに気づいていないような人もいます.また,私も無自覚で人の時間を奪ってしまい,あとで気付くことも多く,そのときも悲しい気持ちになってしまいます.
これは前者が時間のGiveで後者が時間のTakeです.先輩がアドバイスをする時間をGiveしてくれた.私が人の時間をTakeしてしまった.このようにGiveとTakeで表現できます.
こうみると,Giveが良くてTakeが悪いようにみえます.確かにGIVE & TAKEでは,人にGiveしなさい,Giveすると成功できると書かれています.しかし,Giveするほど私は仕事も速くないし,沢山のことはできません.Giveは大変です.
と,最近までずっと思っていたのですが,今日気付いたことがありました.今日私は後輩にメールを1通送りました.送ったメールは,昔先輩がくれたとてもタメになるアドバイスのメールです.つまり私は,昔先輩がGiveしてくれた時間(アドバイスを作成しメールを書いた時間)をShareしたのです.私は時間をかけずに後輩へアドバイスを送ることができました.
つまり,時間をGiveするのは重要なのですが,そのGiveした時間をShareできるようにするのがより重要であるといえます.Giveは1対1の関係ですが,Shareは1対Nの関係です.
例えば,後輩1人にアドバイスを口頭で伝えるのではなく,後輩複数人に伝えることができるように,資料を作成し,動画で伝えるといいはずです.もしかすると後輩が他の人に伝えてくれるかもしれません.1対1ではなく1対Nの構造にすると時間をGiveしてShareできます.
これから私は時間のシェアができるように頑張ります.そして時間泥棒にならないように努力します.Zennへの投稿なども時間のシェアですね.頑張って書かないとな~.