以前Xで、「”思想が強い”が悪口になるのは納得できん」みたいなポストを見た。そのことについてずっと考えていたけど、やっと考えがまとまったので書く。
結論。「思想の話がしたければ最初から思想の話をした方がいい」ということ。個人的に一番まずいと思うのが、思想の話をするつもりで違う話(比喩とか)から始めること。例えばこの本なんですけど。
この本は移民問題について、”宇宙人”という比喩で話してるわけです。私はその必要性を感じなかった。現代日本を舞台に移民の話を書けばよかったと思う。個人の感想ですが。
一応、今の社会では口当たりの軽い物語がもてはやされているという問題はあると思う。「口当たり軽いですよ~」とうたっているのに、「実は思想の話でした!」みたいなのが”思想が強い”という言葉の正体なんじゃないだろうか。