好きな人たちと話していると豊かな気持ちになりますね。お茶とかしたり、お酒を飲んだり。たとえそれが暗い話題であったとしても、なにも問題は解決しなくても、ちょっと心が救われる。大人になると、自分ひとりではどうしようもない問題が増えます。いや、自分ひとりではどうしようもないから「問題」なのであって、自分ひとりでどうにかできるうちはまだ「問題」ではないのかもしれません。大概のことは、ひとりでもとにかくやれば、いつかはどうにかなるものですから。
どうやら、「自分はひとりじゃないんだ」と思えることが大事みたいですね。「負け犬同士傷を舐め合ってる」とか、そういう意地悪なことをいう人には、言わせておけばいいです。ひとりじゃないことが大事なんですから。
私がどうにもならない困難にぶち当たっていた時、人に励ましてもらった言葉があって、それですごく救われたことがあります。それは「あなたの味方になってくれる人はきっといっぱいいますよ」という言葉。「応援してます」とか「がんばってくださいね」よりも、なんだか味方が増えたような気がしませんか? 私自身、それだけで心がずいぶん楽になったものです。もちろんその時点では問題はなにも解決していません。ですが、そこはあんまり関係ありません。誰か自分の味方がどこかにいてくれていると、いう心持ちが大事なのですから。
とにかくみなさまにおかれましては、お互いに「人間」でいましょうよね。