コロナ禍は避けきったのに今更貰いコロナになってしまい、3日目にふと気づきました。
「あれ、匂いがしない」
とはいえ熱がまあまああり咳もひどく喉が荒れていてまともにモノが食べられる状態ではなく、さらに1日経過してからようやく状況整理できました。
気づかないうちに味覚障害も出ていたようで、クーリッシュの味も匂いもしませんでした。舌の反応部位で甘いらしい…と思えた感じです。子供の頃図鑑で舌の味覚メカニズムを見ていたのがこんな年数越しで役に立つとは
舌が(味蕾が)反応する感覚と食べ物に対する記憶で、これは甘い、ここが反応してるからしょっぱい、苦味はここか…酸味がわからんな?と言う感じで4食くらい食べたとこで、舌を包みこむような反応があり、多分これは旨味か?と思ったあたりから徐々に味覚が戻り始めました。この時点で嗅覚は完全に死んでおり、口に含んでもなんの匂いもせず。
しかし、酸味がわからず匂いもしないということは、この真夏に腐敗の判別ができないということか?と思いいたり、背筋が冷たくなりました。(これ、後に別の治療経過で嗅覚障害が出た職場の人から聞きましたが、医師からも警告されるんだそうです)
香りも味もない世界だと食に対する興味が失せるということも知りました。パンやご飯がなんの味もない、舌も反応しないもちゃもちゃした物体だと、なんというか飲み込むのしんどいんです。
液状のものはまだ食べやすく、離乳食や介護職ってよくできてるんだなあと変に感動を覚えました。
かろうじて甘いものはまだ食べやすかった(舌も反応するので)ので、ゼリーとクーリッシュでカロリーと水分確保してたら、最初に戻ってきたのは微かなバニラの香り。それで神経に異常が出たわけじゃないことがわかったので、ネットで嗅覚障害の直し方を調べることにしました。 後編へ続く