幸せになってもいい

まなさす
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『幸せになってもいい』。いろんなメンタルヘルスケアの本に出てくる言葉だ。あたりまえやんけ、と思って何気なく読み飛ばしてたけど、これ、意外と難しいから、いろんな本に書いてあるんだな、と思う。

『幸せになっちゃいけない』とは思ってない。けど、『幸せでもいいんだ』っていうのは、すごく難しい気がする。なんていうか『楽』っていう状態が続くのはよくないって気がしてしまうし、『楽なことばっかするのは悪』みたいな思い込みがある、気がする。

実際楽ばっかしてらんない時もある。でもそれが『やりたいこと』ならいいと思う。でも、『他人に押し付けられた当たり前』が私を不幸にしてはいないかな、と思う。毎日あれやって当たり前、これやって当たり前、みたいな。それを毎日できるのはとても素晴らしいことだとは思う。けど、私がやりたいこと、それじゃないな、みたいな。私、それを毎日やるの、ちょっとつらいな、みたいなこと、あるよね。そんなことは、捨ててもいいかな、と思う。

あとは時々昔、できなかったことを思い出して、暗くなっちゃう時がある。今更考えてもしょうがないんだけど、でもできなかったこと、いっぱいある。いくらでもある。そしてきっと、誰にでもある。過去は変えられない。タイムマシンは実現してない。だから、過去にできなかったことを考えるのも、もうやめちゃおうかなと思う。反省はするけど、反省したら、成長するとか、新しいことやるとか、しよう。

成長するとかも、つらくない程度に。練習も、色んな方法があると思う。もちろん世間で言われているのが効率の良い勉強方法なんだろう。でも、向き合って経験値を積めば、大抵のことは上達するんじゃないかな。急がなくてもいい、急ぐことがつらいなら。

でもきっと、『それでもいい』と思うことを、受け容れるのが、わりと難しいんだろうな、と思う。わたしも、いいのかな、ってまだちょっと思ってる。でも、たぶん、あと何十年の人生を歩むには、たぶん『それでもいい力』をそろそろ上げないといけないんだと思う。

若い時は多少強情でも、いつもキレてても、いつも悲嘆に暮れてても、精神力もあったから大丈夫だった。けど、もう若くない。ゆるやかに幸せを楽しみながら生きていける、そんな風になっていきたいな、と思う。