幼少期: もののけ姫が怖い
小さいころ、我が家ではもののけ姫が禁止されてました。理由は『私が祟り神様を怖がってギャン泣きするから』。
正直祟り神様の記憶が全くなかったんですが、でも『私はホラーが苦手なのか!』と思って、結構ホラーは避けて育ちました。でも実際小学生の頃は図書館の怖い話の本に手をだしては、暗闇を怖がったり、シャワーの時に何度も後ろを振り返ったり、廊下を怖がったり、階段を怖がったり、布団から足が出せなかったり、それはもう『こわがり』といっていいタイプの子でした。
中高生: 甲田学人先生に出会う
中高生の時にハマりにハマってたのが甲田学人先生。ハマったきっかけははっきりとは覚えていませんが、友人から貸してもらったキノの旅で電撃文庫にハマり、電撃文庫の棚でゴスロリ銀髪少女が表紙だった断章のグリムに興味を持ったのがきっかけだったのかな、と思います。
断章のグリムはざっくりいうと『童話をベースにした怪異が起こり、怪異の原因と人物と配役を突き止めることで怪異が終わらせることができる』という話です。怪異が中々凄惨なものが多いのですが、それよりも『怪異と童話をつきあわせる時に、各国の童話の類型や伝承・認識に触れる』という点にハマってました。
断章のグリムが連載中に甲田学人先生のMissingもすべて読み、和風の伝承系ホラーに非常にハマることになります。この頃には既に、だいぶホラー耐性がついていたのかもしれません。実際、当時の友人に断章のグリムを警告の上で貸したところ『ごめん……むりだった……』といって返却されましたし、ネットの友人も『私はグロくて無理だったなあ……』と言ってました。面白いんだけどなあ。
2022年:雨穴さんに出会う
特にホラーに触れることもなく生きる日々、ある夏、雨穴さんという変な仮面に出会います。
最初に見たのは消えていくカナの日記だったと思います。ホラーって感じのホラーではないので、ほほう!と聞いて、次の動画へ。
そして雨穴さんの声にハマり『雨穴さんは癒し系BGM』と言って何度も再生したりしました。1時間くらいあるので時間はかるのにちょうどいいんですよね。声カワイイし。
2023年:ゆっくりの怖い話をBGMに仕事をしはじめる
何を思ったか、夏の間ゆっくりの怖い話をBGMに仕事をしてました。マジで朝から晩までずーっとホラー聞いてました。最初は『FX破産を見守るスレ』とかを聞いてキャハハ!ってしてたはずなんですが、気づいたらホラーになってました。まあ、FX破産もある意味怖い話だからしょうがないね(?)
『この話聞いたことあるな……この話も……』ってなるまでずっと怖い話聞いてました。怖い話聞いてたから病んだのか、病んでたからずっと怖い話を聞いてたのか、因果関係はわかりませんが、『最近鬱々としてるの、怖い話ばっか聞いてるせいじゃね??』って気づくまでずっと聞いてました。
2023年:ホラー映画をウォッチパーティする
同時期、ウォッチパーティというものに参加しました。ホラー映画は幼少期のもののけ姫の件があったので避けてたのですが、多人数なら平気だろう、と。見たのはエスターとか、ヘレディタリーとか。
(あれ?思ったより、自分、怖がらないな?)
ということに、気づきました。
さっき:怖いと評判のはずのホラー小説が怖くない
レビューでもみんな怖いって言ってる、高評価の書籍なんです。いろんな記事でおすすめされてるような書籍なんです。
(あれ…怖いシーン……ドコ!?)
多分本の相性もあると思うんです。一般人の伝聞調がメインの本なので、朝から晩まで聞いてたゆっくりの怖い話と同じ感じなんです。だから、慣れてるんですよね。でも、なんというか……『みんな、みんなが怖いって言ってるから怖いってレビュー書いてる??』って思うくらいには怖さを感じられなくてしょんぼりしています。私も怖がりたかった……。
そういえば最近怖かった本、あった
と、語ってる途中に、『最近すっごい怖い話読んだ気がするけどなんだったかなあ』って思って、思い出したので、はります。
これの中の『某施設の夜警』がすんごい怖いんですよ。その通り某施設の夜の警備の担当がみまわりする話なんですが、怖すぎて夜に読むのをいったん中断して次の日の昼に読んだくらいには怖いです。ホラー好きに安心してオススメできるホラーです!ぜひ!
というわけであざらしいっぴき Advent Calendar 2023の21日目の記事でした!