デジ庁のサイトの色々を読んで思う『システムを使う人を大事にしたいよね』ってはなし

まなさす
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※ これは個人の意見であり、私見であり、憶測です。

デジ庁のサイトがNext.jsをやめたらしい。あまり追いかけてないので、どう変わったのかは↓の記事を信じるとする。

正直Next.js + tailwindをDrupal + 普通のCSSにするのもコストがかかるはずだ。だからこそ、『コストをかけてその選択をしたのは何故か』については、どこかで話をしてくれたら嬉しいなあと思う。

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この先は、私の『なんかそうなきがするなー』と思っている話。

WEBサービスは、運用フェーズでもエンジニアがずっといる。アップデートもエンジニアがやるし、何かちょっとした変更があっても、優先度つけてチケット積んでおけばOKってことが多い。そのうちやってくれる。こういう時は技術選定は、エンジニアにとって魅力的でサービスの性質に有ってればOKだ。

デジタル庁のようにコーポレートサイトのようなものになってくると、運用のほとんどは、コンテンツの掲載・掲載落としなので、エンジニアではない人が行う。しかし運用してるうちに『ここに常設リンクおきたい』とか『ここの固定文言変えたい』とか出てくる。

これが、WordpressのようなUIも包含したCMSであれば、エンジニアでなくてもある程度は自分でカスタマイズが可能だ。これは本当、UIを包含したCMSの大きな強みだと思う。WixとかSTUDIOとかも『エンジニアなしでカスタマイズできる』のは、更新頻度は高くないWEBサイトにとっては大きなメリットなのだ。

Next.jsの場合、エンジニア以外によるカスタマイズを難しい。HTML/CSSできます、レベルだとちょっと厳しい。tailwindならなおさら厳しい。とはいえ、ちょっとした更新にいちいち開発会社に頼むの、正直ちょっとめんどくさい。『青い鳥のアイコンを変更するだけでピーーー円とかやってらんないよな』って、青い鳥がアイコン変更した時にボヤいてた人がいたが、依頼側としてはその気持ちになるのはよくわかる。実行する側も仕事なので無料でお引き受けしますとも言えないのだが、やってらんない気持ちは理解する。

というわけで、コーポレートサイトのように開発者=運用者ではない時、開発者目線で技術選定をすると、運用フェーズで困る、という難しさがあると思う。ヘッドレスCMSの方がセキュリティ的に堅牢な可能性が高いのは確かではある。しかし、UIを包含したCMSのメリットが、運用フェーズに結構でっかく存在しているのも、また確かだと思う。

と、いう感じだったのではないのかな、と思っている。つまり『企画フェーズでイケイケ技術を採用したはいいが、運用しているうちにしんどさが目立ち、それならCMSに回帰しよう』となったのではないか、と。もしこの筋書きなら、個人的にはとても良い判断だと思う。わずか半年足らずで運用のしんどさに気づき、『運用のフェーズの方が長いのだから、運用しやすい構成に変更しよう』とコストをかけて変更ができるのは、何を大事にするのか?がしっかり見えていて、フットワークの軽さも素晴らしいと感じる。

正直『運用者が自分で手綱を握れる』に越したことはない。技術者としてはつい、技術的に…とかとか思ってしまいがちだが、コーポレートサイトにとって大事なのは『運用が続けられるかどうか』だと思う。コーポレートサイトは『ある』のが大事なのではなく『上手く運用していく』のが大事なのだ。

と、いうのが私の憶測と意見である。Wordpress、個人サイトを運用している人を結構見る。私は個人サイトに関しては圧倒的にAstro推しだが、それは私が『サイトはHTML/CSSを手打ちしてでもフルカスタマイズしたい』という過激派だからであって、特にHTML/CSSに強い興味があるわけでもないがサイトを作りたいという人にとって、Wordpressは『ちょうどいい選択肢』だと思う。

システムは使う人がいてこそである。人に『使い続けたい』と思ってもらえるシステムを作りたいなあ、と思う金曜の午後であった。というわけでこれは あざらしいっぴき Advent Calendar 2023 の15日目の記事でした。