それだけがいい

まなさす
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私の一次創作の世界は、なんというか、私の『そうだったらいい』でできている。『そういう世界がすきだな』とか『そういう世界って素敵だな』みたいなものでできている。

水に沈んだ世界で素敵だな、と思ったので、世界は水に沈んでいる。

廃墟って素敵だな、と思ったので、渋谷のビルは廃墟になっている。

創作の世界で滅んだもの、わたしが素敵だなと思わないものが、たぶんこの世にはいっぱいあって、まあ別にあっても至極どうでもいいし、ちょっとにぎやかだなあと思うくらいだけど、あーなんか、私はこの世界を十二分に楽しめるようにできてないんだなーという、もったいなさみたいなのはある。

ハロウィンも、クリスマスも、シュトーレンも、なんかもう、どうでもいいんだよな、別に、1日なんて、同じように、静かに、穏やかに、過ぎてくれればいいのに、と思う。四季は好きだけど、だから、それだけでいい。ちょっとあったかい、ちょっとさむい。あついからアイス食べる、さむいから鍋食べる、それだけ、それだけがいい。

最近どうもなんか、こう、なんだろ、楽しんで生きれてない気がするので、もう少しゆっくり、日々を楽しんで生きてみるというか、なんか、『そこにあるもの』を愛でて生きようと思う。現代のスピードで生きてくのは、私にはちょっと難しいみたいだ。