めちゃくちゃ働くことをストップしてニートになった37歳の夏

manaty
·
公開:2024/1/4

2023年6月、社員ひとりめで働いてきたベンチャー企業を退職した。ひとりめの社員で、ひとりめのデザイナー。ゼロからイチをつくるのは、3歩進んで2歩下がることの繰り返しで、私は勤めて8年間、夢中で仕事をしてきたと思う。

会社はありがたく無事IPOしました。社内外の皆さんのおかげです。リリース当初は誰も振り向いてくれなくて悲しい思いをしたこと、みんなで泊まり込んで発表会の準備やトラブル対応をしたこと、土日は必ず誰かがいて作業してたこと、みんなそれぞれ頭の片隅で24時間仕事のことを考えているような時代は、初期メンバー数名としか分かち合うことができないくらい、社員も数百人に増えました。

私は当初デザイナーとしてジョインしましたが、ベンチャー初期メンバーは創業者も含め、全員がなんでも屋。ということで、私もアプリのテストの進行から、PdM(カッコよく言えば)的な開発進行、と思えば会社のカルチャーをつくったり、代表の発表会プレゼンなど、とにかくなんでもやりまくったのでした。最後はマーケティング部の管理職として、数十名のピープルマネジメントも経験させてもらったり、TVCMやマス広告なども携わった。広く動く分、どれも「なんちゃって」なところはあったが、あまりにもやれることが多すぎて、飽きる暇がなかったように思います。

辞めたい!と泣いてわめいて、落ち着いたら夜中まで作業をして、また昼頃出勤して…となんとか体に環境を馴染ませるために奮闘したのが、ジョインしてから3年くらい(笑)。その後は、「あ、このサービス伸びるな…?早く後進を採用させてもらって、大事なことを伝えて退かないと、これは私一代ではなんともならんな。」と、どうやって、どのタイミングで辞めるのが良いか、自分のエッセンスのいいところをどう残したらちゃんと「仕事」になるかをずっと片隅で考えて、まだ夢中に働いていたのが残り5年くらいな気がします。

そんなこんなで2023年の夏、「あ〜〜〜〜ここまでだったらできるけど、これ以上はメリットだせんし、なんかでかい組織になってきたし、暴れられんな」という自分の限界的なものと、「あれ、なんか人が増えて6割くらいは回り出したな」という、うっすらとした安心感から、少し自分から仕事をすっぽり抜いた部分に焦点をあてて考える時間ができてきました。

「会社、やめよーと思うけどいーい?」

ずっと一緒に同じ領域で働いてくれた友人(リファラルした)と、一緒に管理職をしてくれた同僚に伝えると、二つ返事で了解!と言ってくれ、私が何ひとつ動かずとも、いろんな手筈を整えてくれました。最終日はずっこけな私らしく、返却物を忘れて一旦自宅にとりに戻ったり。その合間にいろんなお世話になった方に挨拶ができました。

小学校に通うよりも長い8年間続けたルーティンを辞めるということは、安定を好む牡牛座の私にとって(牡牛座は安定を好むらしい笑)とっても怖くて、不安で、辞める前後の数ヶ月は「私の人生これにて終了だな」などと落ち込んだりしていたのですが、これまたいろんな人に「辞めた分新しいことが入ってくるんだよ!」と励まされ、無事に人生終わることもなく(笑)宇多田ヒカルさんが言ってた「人間活動」をするように、職業ニートに入りました。もちろん宇多田さんとスケールは全く違いますが、これまで寝ても覚めてもプロダクトをどうやってみんなに知ってもらおうかということばかり考えていたので、「人間がどうやって生活をしているか」よくわからない状態という感じなんです。今も。

8年続けた「シゴト」や、「カイシャ」を辞めて、半年。台風の目の中から、良くも悪くもやっと外れたな〜という感覚がもてた気がして、こんな文章を残すことができました。やった〜!やっとアウトプットできた🙌

読んでくださった人へ。続ける人は素晴らしいし、ストップする人も素晴らしいと思う。その簡単な2択の中に、あなたの数えきれない、いろんな想いの順位づけや整理があるのだと思って、「それできっと、いいよ!新しい楽しいこと、待ってるよ」って伝えたいという気持ちです。

わたしは、これから自分の意思決定一つ一つが、何かのためではなく、自分のための道をつくると思って、たくさん寝て、遊んで、肩書きのない自分と遊んでくれる人とまずは時間をつくり、そしてこれまでのようにいろんな気づきをすることを楽しみたいと思っています。ほどほどにいこう!(過集中型にはほどほどがいちばん難しいのです。)

@manaty
37歳ニートのいろんな気づきをしずかに書く。 🌟ニート笑🌟←ベンチャー企業ひとりめ社員8年←制作会社←多摩美 @ddw_designer