小さな頃からなんとなく好きなものに囲まれて仕事をしたいな〜というあこがれがありました。
そこで初めて選んだアルバイトはパン屋さん。
私はパンが大好きなんです。
当時、住んでいた家の正面にあったパン屋さんで週に3日、働いていました。
小さなパン屋さんでしたが、たくさんのパンと手作りのサンドイッチ、いくつかのショートケーキを売っていて、なかなかの人気店。
でもたまにパンやケーキが売れ残る日がありました。
そんな時はパンを作っている店長が、アルバイトのみんなに配ってくれます。
パン好きの私にとっては天国のような職場でした。
おかげで朝、昼、晩とすべての食事がパンです。
そしておやつはケーキ。
大学へ持っていくお弁当ももらったパンをサンドイッチにして持って行きました。
いま思うと、あんなにパンをもらって大丈夫だったのかなと思うほど、大盤振る舞いの店長でしたが、せっかく焼いたパンを捨てるのも忍びなかったのかなと思います。
1年ほどお世話になりましたが、パンのおいしさと好きなものに関わる仕事をする幸福感を教えてもらったお仕事でした。