「光る君へ」第31回は、まひろが源氏物語を書き始める回でした。
そこに至るまでに何度か、道長がまひろに会いきましたが、その中で2人が月を見上げるシーンが。
そこでまひろが口にしたのが「おかしきことこそめでたけれ」です。
それを聞いた瞬間、直秀がいた時代に心が戻ったような気持ちになりました。
気がつけば、直秀とまひろ、三郎(道長)が一緒にいた時からはもうずいぶん経っています。
ドラマを見ている身としては、それはわずか半年前のことですが、ドラマの中の時の流れではどれくらい経ったのでしょうか。
まひろと道長が月を見上げながら、直秀を思い出して語り合う姿を見て、涙が出てきました。
いろいろな出来事が今の2人を形作っているという重みがこのシーンを通じて感じられます。
このシーンがあって本当によかった。
そういえば、いろいろなところで、たとえ遠く離れた場所にいても、お互い月を見上げては思いあっていたなと思います。
この月を見上げながら語るシーンが、これから先の源氏物語やまひろや道長との区切りになったと感じました。
この先も本当に楽しみです!