昔からラクガキばかりなので、アタリがとれるようになってきた現在でも髪を描くのが下手なままだ。結構最近までてっぺんのつむじから1本1本生やしとこうという、小学校の卒業アルバムで描いた己の似顔絵と同じようなことを続けていた。よくて古い少年漫画のような毛束の輪郭にしてみる程度。
これが、ネットなどで目に入ってくるイラストを見ているうちに、どうも美しく見えるとり方があるっぽいことに気付いた。ヘルメットはヘルメットで味があるが、モップやリボンっぽいものなど、むしろ髪とは別の物質としてとらえているように見える。
中でも、前髪は漫画絵ならではの誇張された描き方がされることが多くて面白い。でも、色々な角度から描くとなるとこれが結構難しい。そもそも立体としてちゃんと把握できてなかったので、猛将のシンプルな前髪ですら初期はかなり苦労した。趣味のねり消し造形でようやく「こんなカーブなんだ…」とわかってきただけだ。
知将の前髪もかなり苦戦した(いつも苦戦してる人)。オールバックタイプなのでなにかしら整髪料を使っているのだろうというのはわかる。外伝の設定画で「ああ、正面はこんな感じなのか…」と少しわかってきた。髪の立ち上がりのカーブを少し大きめにすればいいのだ。それをサイドに向けて流すと、そこに空間ができる。それを基準にしてさらっと適度にばらけさせる方法が良さそうだ。
…猫耳?(ΦωΦ)