簡単な立体を描けると、日常でも絵でメモする時に何かと便利だ。変に凝ってリアルに描くより、説明図っぽい1点透視の方がわかりやすいことも多いけれどね(;^ω^)
慣れると基本的に立体的に捉える眼になってくる。逆に平面で見る方が難しくなるような…あえて平面感覚にしたい時は、3D画像立体視を戻してノイズにする感じで見てみる。さっぱりした平面的なデザイン画などはまた別の能力だと思う。センスが無いなら磨くしかない…_| ̄|○
何も考えずになんだか立体的なものを描く方法をメモしておく。
①紙とペンを用意する。
②グルグルと〇を描く。
③グルグルしながらそのままどこかの方向に〇を延ばしていく。
慣れてきたら、〇の大きさを小さくしていったり変化を付けてみる。最後に〇の輪郭を全部つないで線を引く。
これだけ!実際描いたのはこんな感じ。
これを更に延長して。なんちゃってタコとか角っぽいのを描いたりしてウォーミングアップ的な感じで描いたりする。
この回転線の躍動感的な効果で立体的に見える。慣れてきたら楕円形に変えたりしながら壺とかもう少し凝った形の物も色々試してみるとよい。
さらに手前と後ろ側をちょっと意識してみる。手前にくるものを大きめな〇、後ろ側を小さめな〇にして遠近感を出してみる。パースとか難しいことは考えない。〇の大きさを変えれば違うパターンもできる。
パースは難しいけど「箱」が描ければなんとかなりそうな気がする。〇の時とやり方は同じ。〇だとどっちを向いてるのかなどわかりにくいので、基本的には向きがわかりやすい立方体の「ロ」型の方を使う。
注意するのは、大きさが適当すぎても「立方体」には見えなくなる。近い大きさに寄せた方がそれっぽくなる。
このあたりの感覚は実際に箱型の物、サイコロよりは大きい透明ケースなどでぐるぐる動かして見るとよい。どれか一面に色を塗ってみたりするとよりわかりやすくなるかも?
ここまではほぼ1点透視で描くシンプルなもの。これをさらにアングル(角度)を変えてできるようになってくると、立体を好きな位置に置けるようになってくる。
個人的には粘土遊びが良かった。これはまた別に記録したい。先日のねり消しでもOK。安価でよいが、伸び縮みしたりするので少しコツが要る。つまようじで均してやったり。他にも手につきにくいものはあるようだ。爪の間には入るけど…
可動式デッサン人形も日々進化している。フィギュアやミニチュアでもいい。実際に自分で動かして色々なアングルから見ることができるというのは勉強になる。関節の正確さはまだまだのような気もするけど…人体ってどんだけ~っ(;^ω^)
できるなら下手でいいので自分で一度立体造形してみるといい。漫画顔を自然に立体化するのがいかに難しいかよくわかる(;^ω^)個人的には、キャラの造形把握に役立っている。「このパーツの見え方だとどういう形なんだ?」とかわからなくて悩むなら、作ってしまえというやつ…
こういう時に絵だと線を消したり付け足してみたりと大変だけど、粘土はつまようじやヘラで寄せたり上げたり削ったりと感覚ですぐボリュームを移動できる。それを繰り返しているうちに、正確さはともかく、自分の好みの肉付きなどが段々とわかってくる。
具体的な効果としては、紙の上で「線で彫るように影を描いて形を浮き上がらせる」感覚がいくらか身に付く。これをうまく活用すれば立体的な髪も描ける…はず。好きなキャラの顔を必死に造形しているうちに、顔の微妙な凹凸や奥行のカーブの感覚もなんとなく身に付いてきた気が…する。
そのまま造形の道に進むもよし…!これが不思議とお絵描きの方の見る「眼」にも活きてくる。
空想上の生物などでない限り、できるなら実物を見てみるといいことに変わりはない。筋肉の知識はうっすらあるものの、人の体を思うように描けなかった時に1度だけ裸婦デッサン会に参加し、写真ではなく実際の立体的なモデルさんを描いたことでそういうのがやっと繋がったというか、一気にレベルアップしたのを感じた。
実物は近くに寄って触れられたり、写真とはまた違う情報量がある。機会があればお出かけして色々見たいところなんだけど…私は体質の事情で現在出かけられる場所がかなり限られているので、ネットや図書館を活用するのがメインになっている( ;∀;)
パース等はまだまだ適当なので、なにか具体的な方法がわかったら、別に記録してみたい。