興味があるものは上達しやすいという。実際にピンポイントで妙に力が入って描かれていたりすると、「あ、この人はこれが好きなんだな」と思う。フェチの種類も無数にあるらしく、たまに見かける珍しい分野の学会も合わせて、人の好みは本当に様々で面白い。もちろん無理に理解を示す必要はないけどね…!
ただ、人の顔だけ描くのが好きだからこればかりやるとか、あまりにも偏りすぎると体や背景が全然描けていないという残念な感じになってしまうので、いくらかは視野を拡げる必要がある。別の扉が開いてしまっても、それはそれで…ネタにはなるはず(;^ω^)
私の場合は、「形をとる」ということそのものに集中しすぎたのだろうか。いまだに「きれいに仕上げる」のが苦手でいる。別にそれで完成とさせてる人もいるので、描き方次第のようだ。それでも、一般的にはラフと言われてしまうだろう。拙くてもきちんとした線画状態になっているとやはり見栄えがいい。
どうしてもラフの方がよく見えてペン入れするとおかしくなるというのはよく聞くし、私もそう。でも、この頃はラフの雰囲気を壊さないラインを選ぶというのが大事なんだなと、なんとなくわかってきた気がしている。それを角度の制約があるつけペンでやるから怖いのだ。ボールペンのように自由な方向に引きやすいミリペンの方がいいのかもしれないと思いつつも、「つけペンで描けたらかっこいいよなぁ…あと、丸ペンストック使い切らないともったいないし」という理由だけで続けている。(…売ればいいんじゃ…?!)
少年漫画育ちの私には少女漫画のような軽やかなタッチは、逆立ちしても出せないとわかっている。ギャグみたいにしかならない。これだけでもかなり絞れそうだ。あと、黒い影に沈ませてコントラスト強めにするのが好きかもしれない。するのはいいけれど、その他の線をすっきりさせないから、むさ苦しく見えてしまうのだろうなぁ…もう少し点描や破線で柔らかくできたら…均一線すぎるのも単純に好きじゃないし、向いていないと思う。
こ、これは描きまくるしかないってことじゃん…?人のハードルが高いのなら、小物からやってみようかな?自然物ならもっととっつきやすいかも。THE☆岩!とか!