母から暇ですというメールが来た。仕事を退職した後はテレビを見るくらいで、買い物も週1回にまとめて、たまに仲のいい友人と旅行に行く程度。最近家族に加わった甘えん坊でダヤン似の超絶可愛い猫と暮らしている。毎日散歩していると聞いてはいたが、今日のような雨の日は出ないので暇ということらしかった。
この調子ではボケてしまうのでは…と心配になり、先日折り紙工作セットを送ったばかり。たまには電話で話そうということでかけてみると、変わらずハキハキ元気だった。折り紙工作もやっていたし、送った雑誌に載っていたスイーツを作ったりと、私などよりずっと創作活動に励んでいた。それでもこうして直接お互いの声を聞きながら会話するのはまた別の刺激になると思うので、無駄ではないと思う。
とりあえず衝動的にフリマサイトでポチッた塗り絵を送ることにした。流行りの美麗な大人向けのはなんだか難易度が高そうなものが多いので、比較的シンプルなものを選ぶ。他に欲しいものはないかと訊くと、雑誌「天然生活」などをかなり気に入ってるようだったので、探しておくことにする。(お目が高い…!)
一応時間などいくらあっても足りなくなるお絵描き趣味もすすめてみたが、「私は絵が下手だから…」とのこと。いや、専業で内職やってた時代に造花など色々器用に作っているところを見ていたし、画像を送ってもらった折り紙や押し花作品を見ても、悔しいけれど私より明らかにセンスがいいのだ。しかもペン字検定の資格まで持っているらしく、昔から漢字はあまり知らないのに字はやたら上手い。料理も上手い。
…こう書いていくと、家族でもできることがこんなに違うのだなと思う。だからこそ人は助け合えるのかぁ…同じである必要はないんだね。終わり。