こうえつ…!

mani0mon
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 気になって取り寄せてみたお仕事コミック。

 開始数ページで、もう衝撃。こういう本の読み込み方が、私には足りないのかなと思った。その割に、普段ぼーっと読んでいても、ちょっとここには合わないな~という言い回しにだけは敏感に反応してしまうのが自分でもおかしい。校閲がまともに入ってなさそうな流行りのライトノベルが、引っかかりすぎて読めなかったり…ってことは、ちょっとだけ校閲者気質でもあるのだろうか(;´Д`)

 ミスはつきものとわかってはいても、完璧を目指して調整していけるのが人間の力かなと思う。期待されていたAIですら、実際判断は揺らぎがちで、まだまだだし。しかも、文章となるとあえてその字を当ててみることもあったり、漫画のセリフにいたっては、かなり大胆なものもある。まだまだ人力が強い。

 ちなみに、結構難しめな字も読める方だと自信があったけれど、スンマセンまだまだでしたぁぁと痛感させられたのが、図書館にあった昔の個人の詩集。短い詩なのに、なんだか漢字が全然読めなかった。今思うと、あれは旧字体だったのだろう(;^ω^)

 癖が強い手書き文字の判読では、このメール時代にもFAXで草書体のような達筆で注文書を送ってくる取引先がいるので、最初は苦労したものの、今では心の眼で読めるようになった。文字1つ1つを追うのではなく、全体を眺めていると、やがておぼろげながら浮かんでくるのです…商品名がっ(´◉◞౪◟◉)

 他にもこういった校閲の仕事ならではの葛藤など色々なエピソードが詰まっていて、時にはジーンとしたり…いやーこうやって協力し合って時には遠慮なくぶつかり合って作品がより良いものになるっていいなぁ(*´ω`*)打合せ大事。依頼者から「適当に~」って言われて全力で適当に描いたことはあるけれど、実際お任せされすぎてもすっごい困るからね…二度と引き受けたくなくなるし_| ̄|○

 誤植は…結構人の脳は勝手に補完しがちというし、実際気付かないで流してしまうことも多い。「インド人を右に」がめっちゃ好き。でも、学生時代に不思議だったのが、授業であてられて教科書を読まされている時に、なぜか文章の語尾を勝手に変えて読んでしまう人が多かったことだ。漢字ではなく、「~した」など簡単なところでなんだよね…あれはなんだったんだろうと、今頃調べてみた。文字自体が違う見え方がしたりする読み書き障害の一種らしい。工夫次第では読書が得意になったりもするとか。読書って体力とか技術みたいなのもあるよね(;^ω^)

 それをいったら、私だって縦読み文でたまに行を間違えて行ったり来たりしてしまうことがあるし、記憶力もろくにない…授業でも、教師が喋っているのはほぼ聞き流しつつラクガキしたり適当に辞書で中二っぽい単語を探したりしていた。それでも、テストで出そうな話題になった時だけは自然に気付くのでちゃんとメモれるという、我ながら便利な耳だったなぁ(;^ω^)

 冬の間、冷え性すぎるのとこのご時世でどうしても人の密集する施設を避けてしまっていて、全く図書館に通っていなかった。読書体力的なのが落ちてしまっているのを感じる。お風呂場で筒井康隆さんの古いエッセイを読んだりはしてたかな。毒舌も含めてもう素晴らしくてね!中沢新一さんのイコノソフィアとかもじっくり。

 今日は久しぶりにあまり寒く感じないので手が普通に動いて楽だ。公園の雀も100羽くらいに増えた(汗)。春はもうすぐじゃ~(*´ω`*)

 

@mani0mon
読書&お絵描き趣味(現在幻水2自給自足生活)の社会人です。にぎやかなSNSはなんだか疲れちゃうので、こちらでマイペースに投稿させていただきます(;^ω^)