正直に書くと、一応美形っぽいものなど漫画絵を描いてるくせに、最近の萌え絵系統のイラストに全く惹かれず、真似する気もほとんどおこらない。自分の感性が古すぎて流行りについていけてないのだなと思っている。ちょい古いものやそういった雰囲気の作品の方が好きなものが多いのでわかりやすい。
なので、そういった絵が印刷されているコラボ商品は買いにくいし（少年漫画はいける…）、イラスト投稿SNSなども目にする機会が多すぎるので登録するのはやめている。
では、何が好みなの？というと、ひと昔前の日本画や絵本画なのだ。でも、漫画絵に慣れすぎて描けない。根本的に精神的なもの、発想モード的なものから変えないと、こういったものは描けないような気がしている。あと、日本画は画材が高いというネックが…( ;∀;)
新刊でも人気の絵本画はあるけれど、あれはなんだか絵本の形をしているだけで、絵本じゃないなぁと思うものも時々ある。イラストにとりあえず適当な文章をくっつけて、あとは絵が良いから各自そこから物語を感じ取ってね～的な作者の姿が透けて見えるやつだ。絵本というのは子供向けではあるけれどそんな単純なものではなく、少ないページ数の中で考え抜かれた構成で成り立っている。ページをめくるテンポも考えたりと、実はかなり難しいものと思っている。
私は多分萌え絵にもそういうのを求めて見てしまっているのかもしれない。現に、ごくたまに萌え絵の象徴のような、歪みすぎずバランスが絶妙な、見た瞬間「なにこれ、かわいいぃぃ～～♡」となる絵も存在する。赤ちゃんや小動物の比率に近いと可愛く見えるらしい。リアルめでもそうだけれど、難しいのは頭部と体のバランスだろう。見ていると、本当に多様な好みがあるなぁと感心する…(;^ω^)
最後に、私が文句なしに好きだというジャンルが先ほど判明した。メタルバンドのアルバムジャケ画の世界だ。ダサいジャケ絵コレクションに並ぶようなのはほんの一部で、もうほんと色々あるよ。何故か「かっこいい」から絶妙にずらしてくるやつほど刺さるあたり、曲と一緒かもしれない。好き。
終わるぞ！