今でこそなんとかへなちょこ事務員をやれているが、昔は自分がまさか電話応対など事務ができるとは全く思っていなかったので、職探し検索でも長年除外していた。実際、派遣登録しようにも会社によってはテストがあったりして、PCの資格すら持っていない私ができるのは独学のタイピング程度。あとは読書歴が長いからか、結構難しめの漢字などが初見で普通に読める方というくらい。これが現在の業務でかなり役立っている。
あとは、電話応対。これはいまだに難しく、入社してからひたすら経験を積む方式でやっている。未経験から2日目にはたいしたマニュアルもなく実践でいきなりやらされたが、相手が一般客ではなく取引先がメインなので、ややフレンドリーだったり怪しい敬語でもなんとかなるのだ。冷たすぎず、馴れ馴れしくならないという匙加減の方が、お互いリラックスして会話できることが多い。まぁ名乗りすらしないすごい方もいたりするのだが。俺の名を言ってみろと試してくるジャギのような経営者もいらっしゃるが、基本的に皆いい人だと…思う(;´Д｀)
以前勤めていた工場は本当に芯から冷える環境で、宗教がらみの方やらで大変だったけれど、印象に残っているのが「あなたはこういうところで働く人じゃないんじゃない？」とその人に言われたことだ。確かに、自分の短所がとくに際立ってしまうような業務内容と環境だった。利き手と逆で高速包丁カット作業とかあったしね（汗汗汗）。
清掃の仕事もしていたことがある。自分の家以外をキレイにするのは結構好きなので、これはそこそこ向いていたのかもしれない。とくに鏡を拭き上げるのは心も晴れるようで気持ちよかった。今となってはCSでできなくなってしまった仕事の1つだ。ただ、腰がちょっとやられるかなぁ…いい運動になるんだけれども。チームだけでなく単独作業でやらせてもらえる方が私には向いていた。なんか仲の悪いおばちゃんたち2人だけという現場で休憩部屋どっちにするよ？！で悩んだり、仕事はともかく妙な人間関係が多い業種な印象…(;^ω^)
だんだん職歴話になってきたぞ。毎度昼食に会社から1000円はする豪華弁当が強制的に支給される医療機器関係の工場もあったっけ。時給はものすごく良かったが、休憩はその場に座るしかないという環境だった。なにこの落差…牧場かな？(;^ω^)
こういうのはさておき、今日は定年後に再雇用復帰した元上司の仕事ぶりを見て、素直にすげぇと尊敬の念を抱いたのである。さすがに時給は私より高いとは思うけれど、この方、普段はこんなことやってられるかと言わんばかりの態度を見せるのである。私も初期はそのきれいさっぱりすぎる机に結構ムカついていたが、なんだかこの頃皆が見ていないところで掃除など営業さんもやらない雑用をせっせとしてくれているのだ。私も以前はやっていたのだが、この頃は休憩もとれないような忙しさでなかなかできていなかった。
そして、この方、Excelのスキルが高い。データをイメージ通りに照合する関数も自在に操る。そりゃ元上司なので、そういう業務が多かったのだろうと想像はできるが、ショートカットもさっぱりさっぱりな私にはすごくうらやましい。今日も超面倒な作業をお願いした。こういう時私は調子がいい役に徹することにしている。「よっ大統領！」という死語があるが、まさしくそんな感じで傍から褒めまくる。いや、結構本音そのまんまかも。
私も頑張ればいつかできるかな～とは思うが、要領の悪さゆえに力業と集中力でなんとか解決することが多い。毎日1こずつ覚えればかなりできることは増えるだろうなぁ。勉強は社会人になってからずっと続く。一生続く。
人間関係も仕事も、それを得意とする人に任せてお礼をするという助け合いで世の中成り立っている。自分がそれが得意だと自覚しているのなら早いが、気付いていなくて合わない場所にとどまっている人だってたくさんいるに違いない。うま～くマッチングすれば平和になるんだろうなぁ…
何にも合わない気がするのなら、そのまま旅に出ていたかもしれない。今の職場に採用されなければ、県外住み込みバイト行こうとしてた私…結構大きな分かれ目だったのだな(;´Д｀)