始めに言うと、今日は特筆するべきことがない。段々とこの日記もマンネリ化してきた。日を追うごとに文章が短くなってくる。病院での入院生活という事象が、非日常から日常へと変化してきた証だ。手術もしなければ退院もしない、足の腫れが引くまでの退屈で平凡な空白期間。足の腫れが引かないと手術ができないのでこんな期間が生まれる。何も生産性はない、ただただ病院の個室料金だけが取られる時間。親は節税になるからと喜んでいるけど。
今日は午前はほとんど眠りについていた。同級生に嫌われる夢を見ては目覚め、自分の寝汗で生きていることを実感させられる。退屈で苦痛な現実から逃れるためにまた眠りにつく。そして現実ばりの悪夢を見て目覚めるの繰り返し。最近はこれしかやっていない。夢も現も苦しいのなら、私は何を見ていればいいのだろう。
午後は小説「蜘蛛」を読む。NEEDY GIRL OVERDOSEの原作者であるにゃるらが書いた小説。何にもなれない少女、かながあめちゃんとの出会い、数多のアニメアイコンを通じて何者かになっていくというお話。30代の男性が書いたとは思えないほどの20歳の女が抱える悩み、嫉み、妬みなどをありありと書いている。どうやって書いているのか想像もつかない。流石だと思う。私はニディガもにゃるらも大好きなので、一読したことがあるけれども、入院中ということで再度読み直している。最後に読んだのが2年前なので内容は忘れてしまっていて、また新鮮な気持ちでにゃるらの文章に触れられて嬉しい。
読書に飽きたらインターネットの人とグループでDMをする。猥談やら薬の話やら、私たちキチガイからしたら特にとりとめのない普通の会話。それも段々と飽きてくる頃に、クラスメイトからLINEが来る。バイト中の休憩時間にLINEを送ってくれる優しい同級生。私に友達というのはもう彼しかいないし、彼も私しかいないのでしょう。互いに依存しあって不安定な関係であることは重々承知だけど、今のこの感情だけは本物だから、大切にしてずっと一緒に居たい。
今日は朝昼晩と食事を中々食べられなかった。自殺したいと思っているのにも関わらず、生命維持に必要な「食事」という行為をすることに激しく嫌悪感がある。だから食欲が湧かないし、空腹でもそこまで辛くない。だけど出されたものを食べない訳にもいかず、無理矢理胃に押し込める作業になる。しかも病院食なのでそこまで好みではないものも出る。はっきり言って私は偏食家なので、嫌いなものは食べることを身体が拒絶してえずいてしまう。だから残す。看護師さんに心配される。申し訳ない気持ちになって自己嫌悪に陥る。苦しい。そして夕食が終わった後は向精神薬を流し込む。
もうすぐ眠剤が来る時間。明日からは一般社会ではGWが終わって平日が流れる。私だけ入院生活という監獄に囚われたまま。社会に取り残された気分になる。
おやすみなさい。