なるべくいい感じに生きられたらいいよね〜。そんな風に捉えて都度聞いているこの曲。初めて出会ったのは「恋愛小説家」という映画で、ジャック・ニコルソンがピアノで弾き語りするシーン。主人公の複雑で魅力的なキャラクターを表す一曲として最高の選曲だなぁといつも思います。生きづらさを抱えた大人たちの悲喜交々は、1998年の映画とは思えないほど現代の私達にも響くのではないかな。年末年始なんか映画でも見よっかなーって方は是非観てみて欲しいな。
さて、人生はThe bright sideばかりではないのは当然で、The dark sideにうんざりすることもあるけれど。
昨日は久しぶりに子どもを持つ働く親として、しんどいなあと思うものを目にしました。子どもの熱で突然休んでしまう親の仕事を、いつも周りの人(独身者)が埋めなくてはいけないのがしんどいのもわかる。でもそれは会社の経営者が人事の対処をきちんとできていないのが問題なのです。「子どもがいることで迷惑をかける従業員is悪」としておけば、多分会社としては都合が良いです。本当は誰かがやむをえず休んでもフォローできる体制を整えないまま、放置している会社が問題なのに。
幼い子を抱えて働く母たちにとって、この時期は年末の忙しい時期にも関わらず、子ども達が日中時間を過ごすコミュニティではあらゆる感染症が蔓延し、うつしうつされ、子たちから持ち込まれた病気によって、あっという間に家庭内パンデミックが起き、子の看病の後に自身が罹患して倒れ、寝ていたい時にはすでに回復した子たちが遊んで欲しいとせがみ、、遅れている仕事のスケジュールを補塡する為に夫婦で仕事時間の奪いあいが起き、最終的には夫婦仲が険悪になる。というところまでがもはやセットのように、しかも何度も起こる、そんな季節です。あれ、涙が出てきた。
とにかくそういう季節が始まったな、またみんなに迷惑をかけないように気をつけなくては、と緊張しているこのタイミングで、つらい投稿を目にした働く親(今のところ多くの場合は母)たちがどんな気持ちになっているのかと考えると暗澹たる心持ちになってしまう。どうかなるべく人生の明るい方を見て欲しい。
わが家の子どもたちもそこまでしょっちゅう病気をもらってこない年齢になったので、今はこうして振り返ることができるのだけど、渦中にいる時は常に自分が祟り神になったような気持ちでいた。この世の中は、子を育てていると、何をしても非難されるんだなと思う。すみません、申し訳ありません、そんな風に縮こまって過ごしてきた数年を思い返して本当に涙が出る。
今幼い子を育てながら肩身の狭い思いをしている養育者のみんなが、しんどい子育てに気を病んでしまわないか、少し先に育児している私は老婆心ながら心配している。