2021年4月に入社して、丸3年経ったことになる。中学1年生が中学を卒業し、高校生に、高校1年生だった子は大学生、私は新卒で4年目になる。社会人には学生ような「卒業」は定年まで基本的にはなく、(FIREやニートになるのは卒業というのかも)60歳くらいまでは働き続ける。
私はこの3年で何を学んだのだろう。港湾という泥臭く、世間一般の人たちが想像もし得ない世界の最前線で働いてきた。現場のおっちゃんに厳しく当たられたり、荷主に平謝りしたり、普通の人ではあまり経験しないことをここで体験できているように思う。
元は海運会社のオフィス業務(オペや営業)を希望していた私だが、これはこれでいいキャリアのスタートなのかもしれない。どうやったってまだ現場は人の力で動いている。若い時期に彼らと間近に触れ、現場の難しさや課題を肌で感じることができている。
次のキャリアを考えた時に、船会社サイドでの異動を選ぶか、はたまた、現場の改革を行えるような会社に転職しようか、非常に迷っている。私のように現場に課題感を持った人間がアナログな港湾を改善していくことに重要な意味を見出せるのではないだろうか。とも思ったりしているのだ。