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2025年11月24日〜2025年11月30日

マルカワウソ
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公開:2025/12/7

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2025/11/24

抗がん剤で抜けた髪がだいぶ生えそろってきて、坊主の伸びかけみたいな感じだけど、お洒落ベリーショートですって顔で出かけている。我ながらハートが強くて、面白い。

今月唯一の歌舞伎鑑賞DAY。Mちゃんと。まだおにぎりアクション期間なので、幕間のお弁当は天むすにした。定番で売っている地雷也の天むすのお弁当は2段重ねで豪華。お値段もそれなりに高いので、今日は贅沢しちゃうぞの日だけにしている。

贔屓の菊五郎さんが出ていないので、のんびりとした心持ちで見る。『後摂勧進帳』は、能の『安宅』のパロディとして作られた作品で、実は『安宅』をもとに作られ人気演目となっている『勧進帳』よりも歴史が古いことを知り、驚く。内容はパロディらしいしょうもなさがあり、以前、映像で見たときはおおらかに古典性を楽しむものだなと思っていたが、やはり生で見ると面白い。主役の弁慶を演じる巳之助丈の、ふざけた中にも凛々しさがある佇まいが良かった。巳之助丈はここのところ見るたびにその存在感が増しているように感じ、三津五郎襲名も近いのだろうと思わされる。『鳥獣戯画絵巻』はその名の通り、鳥獣戯画を題材にとった舞踊で、1970年に初演されたものの再演とのこと。和装を上手く工夫して様々な動物らしく見せているのが良い。群舞も圧巻だが、今回、雄雌の掛け合いの形で男女両方の義太夫が舞台に上がっていて、女性の声色がとてもよかった。

幕間にお手洗いに並びながらスマートフォンを確認すると、驚きのニュースが飛び込んできて言葉を失う。片岡亀蔵丈が火災に巻き込まれ亡くなったという。どの座組でも脇をしっかりと固めてくれる存在で、この人でなければ思い浮かぶ役がいくつもある。まだ64歳。10月の御園座でも拝見したばかりだった。12月も1月もと思っていた……。

再発や転移が頭を過ぎる度、自分の命はどこまで持つのだろう、いつまで歌舞伎を見られるだろうかと考えてしまうのだけれど、こんなふうに突然に失われる命を目の当たりにして、呆然としてしまう。

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2025/11/25

亀蔵丈が亡くなったショックが大きく、気が緩むと涙ぐんでしまう。

東急ハンズで来年の仕事用カレンダー、手帳周りの雑貨(かわいいシールやペンホルダー)などを購入。年の瀬感が出てきた。

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2025/11/26

出社日。机にお土産のハワイのホノルルクッキーがあり喜ぶ。現地じゃないと買えないよねぇと、後輩ちゃんと話しながら調べていたら、お店はないものの通販はできると知ってびっくり。Amazonにもショップがあるし。まだまだ何でも買える国NIPPONだけれど、それがいつまで続くだろうか。

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2025/11/27

仕事終わりにインフルエンザの予防接種へ。予約を入れたのがだいぶ前で、そのときはこんなにインフルエンザが大流行するとは思わなかった。なんとかかかる前に行けてほっとする。来月の南座に向けて、感染リスクを減らせるよう祈って。

インフルエンザの流行といえば、ひと頃より会社でもマスクつけているひとが増えてきたなと思う。コロナよりインフルエンザの方が危機感上がるんだ……となんともいえない気持ち。

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2025/11/28

出社日。夜は、数年前の体制変更で上層部と揉めて辞めてしまった先輩社員(今でもそれが悲しい)を囲んで、仲の良いメンツでご飯。気になっていた、可視化飯店へ。お洒落なコンセプトのインパクトが大きいけれど、コースは一品一品ビビビッとくる美味しさ。ブロックの三枚肉がほろほろっと崩れる黒酢豚が絶品。お店の雰囲気も接客も良くて、久々に100点と思えるお店に出会えてうれしい。会社の愚痴を話しつつ、良い時間を過ごせた。

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2025/11/29

八百屋に行くと、久しぶりに石榴が売っていたので富士柿と一緒に購入。富士柿はこの季節に好んで食べる大ぶりの釣鐘型の渋柿で、アルコールで渋抜きしてあるものが売っている。ほんとうに大きいので、1/3ずつに分けて食べている。

午後から映画へ。『落下の王国』。2006年に上映されるもその後、ソフトが入手困難になり、人気がありながらもカルト的作品となっていたが、この度目出度く4Kデジタルリマスター化され、再上映されることになったとのこと。わたしは、2020年に衣装を担当した石岡瑛子の展覧会があり、そのタイミングに合わせたのかテレビ放送されたのを見ていた(展覧会もとてもよかった)。ほとんどCGや合成を使わず、世界各地で撮られた圧巻の映像美に、石岡瑛子の独創的な衣装の素晴らしさが印象に残ったが、改めて映画館で見るとこれは物語を愛する人のための物語だ、と思う。物語に生き、物語に死す。そういうふうにしか在れないわたしたちへ。たくさんのハグとキス。この上なく美しい嘘が、いつもわたしたちを生かしてくれる。

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2025/11/30

夏から秋にかけて、いちじくをことこと煮まくった感覚が残っているうちに、林檎ジャムを作る。秋映という品種の深い赤がきれいで、赤い林檎ジャムができそうだなと。途中まで皮を一緒に煮込むと、思惑通りきれいに染まった。そのままでも十分シンプルに美味しいのだろうけれど、ついついシナモンやクローブ、カルダモン、ティーマサラを入れてスパイシーにしてしまう。林檎4個(500円)で4瓶できた。意外と手作りジャムってコスパが良いかもしれない。

何かし忘れたことがある気がする……と記憶を探ってみると、あー!先週病院に行ったときの薬をもらい忘れていたことに気づく。検査の結果が問題なかったことにほっとして、そのまま帰ってしまったのだった。調べると、処方箋には期限があり、再発行してもらうとなると保険が適用されず実費になるとのこと。がっくり。これから10年、2ヶ月に1回は病院に言って薬を飲み続けなければならないので、今回は勉強代と思って……。

@marukawauso
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