2025年7月28日〜2025年8月3日

マルカワウソ
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公開:2025/8/10

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2025/07/28

最近、きのこ食べてないな〜と思い、買っておいたしいたけ・エリンギ・舞茸・しめじで弱火ソテー。きのこは弱火だとしっとり、強火だと香ばしい仕上がりになるのを落合務さんのレシピで知った。わたしは弱火ソテーの方が好み。

ジェイムズ・ラヴグローヴの『シャーロック・ホームズとサセックスの海魔』読み始める。ホームズ×クトゥルーのパステーシュものシリーズ3作品目。非科学的な事象を否定していたシャーロックが、実は正典の裏で邪神たちと戦っていたというストーリーで、すこぶるおもしろい。これで完結とのことで、読み惜しんでいたのだけど、別途、香港版のシャーロック・ホームズを追えることになったので、ようやく手に取る。

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2025/07/29

なんとなく患部の皮膚が少し張る感じがする。触ると皮膚が硬くなっている。いよいよ、放射線治療の副作用が出てきたのかな。事前に肌の乾燥が出てきたら、保湿剤を処方しますと医師に言われているのだけれど、乾燥は特になし。

放射線の治療の帰りにスーパーに寄って、皮なしのたらを買う。夜はたらとちくわの磯辺揚げ。

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2025/07/30

放射線治療の副作用なのか、毎日炎天下の中の病院通いの疲れなのか、強烈な眠気が起きるのは相変わらず。仕事中も気を抜くとガクッと落ちてしまいそうになる。

早番で仕事を終えて、浅草寺で行われる薪能へ。連日の異常な暑さなので、外での観劇大丈夫かなと不安だったけれど、夕方から日が陰ってくると爽やかな風が吹いてきて気持ちよかった。木村屋本店の人形焼を食べながら、開幕を待つ。

演目は能『鶴亀』、狂言『伯母ヶ酒』、能『土蜘蛛』。一応、能の演目はthe能ドットコムからストーリーペーパーを印刷して持っていっていたが、開演前のアナウンスでスマートフォンでガイドを見られることを知る。専用のアプリで音を拾い、劇の進行に合わせて演目や展開、詞章の解説が字幕で流れる仕組み。屋外なので自分のも周囲の人のも、スマートフォンが光るのはほとんど気にならず、便利だった。

まず初めに、浅草寺から木遣りの唄(本来は力仕事などの作業唄だったものが、民謡や祭礼の唄となったもの)と共に火が運ばれ、舞台両脇の薪に点火する儀式があった。独特な伸びやかな声と共に運ばれる火と舞う纏。台東薪能ならではのものとのこと。すごく、感動した。

演目は『土蜘蛛』がやはり目当てで、歌舞伎の見比べがしたかった。思っていたよりも、歌舞伎は能の内容を踏襲しているのだなと。大体、能よりも歌舞伎の方が演出が派手なるものだが、土蜘蛛(土蜘)の場合は蜘蛛の精が放つ糸の量はどっこいどっこいじゃないだろうか。歌舞伎では、後見が放った糸をすぐに巻き取って回収していたが、能は放ちっぱなし。前シテ(僧に化けた蜘蛛の精)が居なくなっても能舞台に残る糸が、この世のものではないように感じられてよかった。

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2025/07/31

夜は、新生姜の炊き込みご飯。新生姜が出回る季節は必ず一度は作りたい。元を正せばこれも母親が一時期よく作っていたもので、大好きだったけども、そのうち作らなくなってしまったので、大人になってから自分で白ごはん.comのレシピで作っている。母親は油揚げ入れていなかった気がするな。

白ごはん.comのレシピが2合分で、2.5合で作りたいなと思い、SNSで見かけた「ChatGPTにレシピの材料部分のスクリーンショットを送り、計算させる」というのをやってみる。ほんとに一瞬で全材料の2.5合分の量を書き出してくれて、これは便利。ただ、機械的に作業させているつもりだったのに、返答が絵文字満載の馴れ馴れしい文章でギョッとしてしまった。使っていくうちに慣れていくのだろうけれど、どこか依存しやすいようなメカニズムがあるような気がしてしまう。

もう最近、アニメはほとんど見ていないのだけれど、Youtubeのおすすめで知ったミルキーサブウェイがとっても面白くて、毎週楽しみにしている。3分とは思えない満足感。キャンディーズの「銀河系まで飛んで行け!」のテーマ曲とその曲を使った演出がとても良い。早速Apple Musicで曲をダウンロードして聴いている。

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2025/08/01

菊五郎さん、48歳の誕生日。こういうおめでたい日はケーキと決めているので、放射線治療の帰りにショートケーキを買って帰る。

歌舞伎役者の息は長い。40代後半で、いよいよ脂の乗り切って、主役を堂々とこなすに値する年齢になったといった印象で、これから先はずっと第一線の人となる。十年、二十年、三十年と、その軌道を追いかけていきたいと思う。

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2025/08/02

友達とパフェを食べに行く約束をしていたけれど、台風が関東に接近するかもとのことなので延期にしたのに、朝起きると晴れていた。そんなもんよね。近々Pちゃんが泊まりに来る予定なので、この週末から家の片付けをちょこちょこ始めることにする。そうじゃなくても、家のそこかしこ、毎週末の掃除だけじゃリセットしきれない汚れが無視できないレベルになってきていた。ちょうど年末の大掃除からだいたい夏くらいに限界がきて、中掃除をするのが毎年恒例になりつつある。

夜は、インスタグラムで見かけて作ってみたかった海老と蓮根とバジルの春巻。味付けは塩胡椒とごま油だけ。「事件です!」ってなるくらいおいしかった。

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2025/08/03

冷蔵庫の棚板の一つにヒビが入ってしまい、しばらくその段には重いものを乗せないようにしながら使っていたけれど、流石にいつまでもというわけにはいかず、修理をお願いしていた。メーカーの人が来てくれて、部品と出張費も含めて1万円。とほほな出費。でも、生活の小さなストレスを無くすことって、馬鹿にならないなと思う。

今日はシンク下や保存食品の整理と台所の掃除。換気扇や五徳、三角コーナーなどを漂白剤につけ置きもする。間取り上、台所まではなかなか冷房の冷気が来ないので、家の中で熱中症にならないように気をつけなければと思う。ハンディファンがなかなか役に立つ。

掃除を終えて、そのまま台所仕事。またルバーブが手に入っていたので、ジャムにする。これで一年間分のストックになりそう。前回は緑(根元が赤い)のルバーブだったが、今回は真っ赤。品種が違うそう。緑のルバーブは茶色っぽいジャムになるが、真っ赤なルバーブはそのまま鮮やかな赤いジャムになる。酸味は緑の方が強いように感じる。ジャムを煮詰めながら、いちじくのスコーンも作る。いちじくはスーパーで見切り品になっていたセミドライのもの。レシピのおかげだけれど、自分の作るスコーンはなかなかに美味しい。ちゃんとクロデッドクリームも買っておいて、できたてにたっぷり塗って食べた。

@marukawauso
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