𓆸
2025/11/17
買い置きが少なくなっていて、そろそろコンタクトを買わなければということで処方箋を求めて眼科へ。歌舞伎座の3階席から見るときにオペラグラスが手放せないこと、家のテレビが見づらいことがあること、また視力落ちたかなぁと思っていたのだけれど、検査してみると全然変わっていなくて苦笑い。それでも見にくいことがあるのはどうしてなのか。先生に尋ねてみると、ピント機能も年齢を追うごとに下がっていくそうで、それが要因かもしれないとのこと。なるほど。視力検査のときは頑張ってピントを合わすけれど、普段の生活では難しくなっているということだろう。重ねて「観劇の時に遠くをもう少しよく見えるようになりたいのですが」と相談してみると、その日だけ度数を上げたワンデイをつけてみてはどうか提案してもらう。そういうのってありなんだ、と驚く。度数の違う処方箋を2種類もらった。
𓆸
2025/11/18
すっかり視力が下がっていると思い込んでいたので、デパートのクレジットカード優待の10%オフのセールで、家用の眼鏡を新調すると決めていたのをどうしようかなと悩んだが、やっぱり買うことにする。今使っているのはフレームが歪んでおり、ついでに修理に出したい。安いもので構わないので、Zoffへ。眼鏡を買うのは久々なので、ガラッと雰囲気を変えても良かったが、結局今までと似たような細い金属フレームのものにしてしまう。即日持ち帰り、早速家でかけてみると、視界がクリアでびっくりしてしまった。ずっと使っているのはもう10年以上同じレンズなので、細かい傷もあるのだろう。修理のついでにレンズを交換してもいいかもしれない。
国会の答弁で、口をあんぐり開けたくなるような迂闊かつ不必要な高市首相の失言があり、日中関係に緊張が走っていることを知る。愚かすぎる。
𓆸
2025/11/19
手術痕の痛みの解消に軽いオイルマッサージ(ChatGPTに勧められた)をしていたら、傷跡付近に小豆くらいのしこりを感じてヒヤッとする。せっかく胸の痛みや突っ張りも和らいで、情緒も安定してきたところだったのに。どんと落とし穴に突き落とされるような感覚。
𓆸
2025/11/20
薬をもらうための定期通院を前倒して、病院の予約を取った。担当医にしこりのことを話し、触診してもらう。「問題ないものだと思うけれどね」と言われるが、余程わたしが不安そうな顔をしていたのか、年明けの予定だった検査をやってもらうことになった。マンモグラフィーと超音波、骨密度検査、血液検査。血液検査の結果は後日だけれど、その他は問題なし。しこりのようなものは乳腺の膨らみで、術後の患部ではよくあることらしい。ほっとするような、拍子抜けのような。ひとまず、ここしばらくの不安定なメンタルにはこれで一旦けりがついたように感じる。あとはもう、粘り強く健康的な生活をやっていくしかない。
𓆸
2025/11/21
午前中は出社し、午後は介護休暇を取って父の施設へ。その前に長姉が父を施設から連れてきてくれて、ランチに焼肉。夏に会ったときはだいぶ痩せているなぁと思ったけれど、今日見たら多少は戻っているようだった。お肉を食べさせたいから最近はよく焼肉に連れてきている、と長姉が話してくれてそれはありがたいけれど、なんとなく金銭感覚の危うい雰囲気を感じてしまうが何も言えない。結局、姉夫婦の状況については立ち入らずに日和見を続けている。
姉とはお店で別れ、父を施設に連れいていく。二人きりになるとしきりに「ママはなんで死んじゃったんだろうなぁ」と嘆くのが、そんな仲の良い夫婦じゃなかったでしょうと思わないでもないが、やるせない。父親の認知症症状は脳腫瘍の後遺症と思われるのだけれど、ここ数年ほとんど進行しないことが返って本人には辛いこともあるだろうなと思う。
そのまま家に帰ってもよかったが、調べてみると『羅小黒戦記2』の字幕に間に合いそうだったので急いで映画館へ。吹替も声優陣が素晴らしいのだけれど、やはり原語の中国語の美しさと落ち着いた響きに、1を見たときと同様に胸を打たれる。日中関係の緊張の最中に見る『羅小黒戦記2』、ぼろぼろに泣けた。「戦争が嫌なだけ」ルーイエ、わたしもだよ。日本が愚かでごめんと、誰にも謝れないまま帰る。
𓆸
2025/11/22
Wと都内にあるスーパー銭湯のような温泉へ。行くのは2回目だが、程よく人が少なくて良い。Wは以前はサウナにハマっていたと思うのだけれど、「やっぱり体によくないし疲れる」と言ってて笑った。半身浴でだらだらとお喋りするの楽しい。暖かい陽気で、露天でも苦じゃなかった。
夜は家に来てもらって鍋。この冬は、友達と鍋するのが楽しくなっている。今日は、豆乳とゴマベースに鮭とベビーホタテ、キャベツ、もやし、豆腐。我ながら絶品!
日中関係が日に日に悪化していて、いつ戦争が起きてしまうのだろう、いや戦争が起こらないとしても、産業の自立性など皆無に等しいこの国の経済が立ち行かなくなる日がいつ来てしまうのか、と考えてしまう。高市首相になって、いよいよ憲法改正が来るのかと身構えていたけれど、こんな風に国をめちゃくちゃにされるとは思ってもみなかった。
𓆸
2025/11/23
今日は東京ビッグサイトで開催されている文学フリマ(通称文フリ)へ。たけのこスカーフさんが出店されているとのことで、お伺いする約束をしていた。ずっとSNSでやりとりさせていただいたり、通話させていただいたりしていたけれど、会うのは初めて。ド・緊張。こういうときの立ち振る舞いが一向にオタクのそれで、お恥ずかしい限りです。でも、いつもの通話の時のような、バンと高まる熱量を交換するような瞬間が確かにあって、嬉しかった。またゆっくりお会いできる日を楽しみに。
それから、中高生の頃、通販したくでもできなかった復刻の『レーズン』を購入できたのが、感無量。あの頃はブログが流行っていたけれど、ブログだけじゃなくてこうして自分の世界を形にできることにすごく憧れがあった。可愛いイラストと共に、生活の機微をこっそりと教えてもらえる心地よさ。今は毎日、SNSで夥しい量の他者の言葉を浴び、他者の生活を垣間見続けているけれど、本来それは軽く触れて良いものではなくて、誰かの大事な人生だということ。そんなことを改めて、手の中の小さな冊子が教えてくれるようだった。