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2025/10/20
雨。急に脇腹、肋骨あたりがずきずきと痛い。
在宅勤務の日なので、昼休みに小松菜とお豆腐のお味噌汁を作る。SNSで見かけたステンレスのカス揚げが、一人分の味噌濾しとして使うのにちょうど良くて、お玉でちまちま溶くのが苦手だったから、解決できてうれしい。前よりもお味噌汁をよく作るようになった。
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2025/10/21
脇腹の痛み、引き攣れるような感じで継続。骨の痛みというよりも神経のような気がするけれど、また嫌なことを考えてしまってため息。
注文していた、アラジンのヒーター届く。今の家に住んでからずっと、ホットカーペットかエアコンの暖房で冬は忍んでいたのだけれど、エアコンのない部屋でも過ごせるように、思い切って電気ヒーターを購入。小さめで鳥籠のような可愛らしい見た目のものだけど、十分暖かい。軽いのでささっと持ち運べるのも良い。今の家に住んで7年目。今年は病気になったこともあって、改めて家の居心地を良くするのに注心してきたけれど、その甲斐あって家の住み心地が一段と良くなったように思う。
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2025/10/22
夜ご飯はペスカタリアンメニューで、厚揚げのオイスター甘酢炒め。これ、めちゃくちゃ美味しかった〜!むちっとした食感の厚揚げにちゃんと主役感があり、甘酢も良い感じ。きのこも良いアクセント。食卓に肉も魚もなくても、満足できるとわかって良かった。厚揚げメニュー、開拓したい。
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2025/10/23
別部署の先輩に誘われて、今日は外食ランチ。行列ができていて気になっていたステーキ屋さん。1,200円のビーフステーキセットを頼んだら、チキングリルも乗っていて、すごいボリューム。赤身のお肉も美味しかった。ゆるーく肉を控えているけど、たまにはいいよねの気持ち。
後輩ちゃんたちの話になり、正しい評価がされないことのフラストレーションが溜まっているとは思う、と話す。入社2、3年目ではなかなか昇進までは遠いのが実情だけれど、それでもちゃんと評価してますよというフォローが不足しているし、不安にさせているのではないかとわたしは心配している。店を出たら、先輩も「私も同じかも」とぽつり。忙しいことが辛いんじゃなくて、それをわかってもらえない、評価されず軽く見られている感じがするのが辛い、と。詰まるところ、定量化できない仕事は女性にばかり押し付け、安い賃金でもちゃんとやってくれることに甘えているのだろう。男性の管理職はその実態を把握することを怠っている。結果、女性だと、ただ仕事ができるだけでは昇進できず、評価しろとかなり強く要求した人だけが、昇進していく構造になってしまっている。勤め先に限った問題ではないと思う。
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2025/10/24
急遽会議が入り、午前だけ出社。金曜日は在宅勤務にする人が多く、フロアは後輩ちゃん2人とわたしで3人しかいなくて朝から苦笑い。私がいなかったら、2人だったのか。別部署との会議から戻ると、上役が出社していて、みんなでお昼行かない?と誘われ、たまにはと思って、ついていく。後輩ちゃんおすすめの麻婆豆腐専門店。花椒がよく効いていて美味しかった。上役にご馳走になる。
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2025/10/25
脇腹の痛み、徐々に治ってきたかなぁ、という感じ。やれやれ。消耗する。

今日は、文楽で『女殺油地獄』。近松門左衛門作で、実際にあった事件を元に描かれたもの。後に歌舞伎化もされているが、こちらは未見。片岡仁左衛門丈主演で録画しているものがあるが、いつも歌舞伎→文楽の順で見ているので、今回は試しに逆で。
油屋次男の放蕩息子・徳兵衛。高利貸しに借りた金を返さなければならず、金欲しさに家では義父や母親、果ては妹まで暴力を振るう始末。当然、勘当されてしまうが、金をせびりに同業の豊島屋の家に行くと、先回って義父と母が徳兵衛にと金を置いていっていた。それを渡す女房・お吉。自分を想う義父と母のため、これを機に改心しようと決意する徳兵衛だが、高利貸しに返す金額には足りなかった。残りを貸してくれとお吉に懇願する。日頃の行いの悪さもあり、また嘘をついて金をせしめようとしているのではと、お吉は心を鬼にして断る。何度懇願しても首を縦に振らないお吉に、遂に徳兵衛は刃を向けてしまう。
上演前に、出演者のトークショーがあり、お吉と徳兵衛の間に不義理はあったか(今回はカットされているが、喧嘩で汚れた徳兵衛の着物をお吉が洗ってやるという場面があり、二人ともが舞台から捌けるため、そういった解釈もできるらしい)、徳兵衛はどこでお吉に殺意を抱いたように演じるかという話が面白かった。今回の出演者はみんな、お吉は姉御肌というだけで不義理はないという解釈。
一方で、それでも徳兵衛と組んず解れつ着物を乱しながら殺され、くずおれるお吉には疑いようのない色気が込められている。この点、文楽だと、人形故に技巧の鑑賞の範疇で見ることができるように思う。同じ女性が酷い目にあったり殺されたりする内容でも、見ていて加害の再生産性が少なく、心理的負担が軽い。
徳兵衛の凶行には、わたしは納得いくものがある。心を入れ替えて更生したいと思う心に嘘がなかったとしても、目の前の自分の言うことをきかない女に対するどうしようもない苛立ちと憎悪。それが殺意に変わるのではないかという恐怖は、多くの女性が身に覚えのあることだろうと思う。
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2025/10/26
昨日の文楽の会場が王子にある北とぴあという区の施設で、会場に地場の和菓子屋さんだという梶野園というお店が出店しており、最中を購入。火消しにまつわるものを象った纏最中という商品。今日食べたら、形が可愛いだけでなく皮も餡子も美味しかった。紙袋に印刷されていた最中の元になったイラストも可愛かったので、切り合わせてしおりにして残す。伝統芸能を見にいくついでにこういう出会いがあると嬉しい。
午後はRと通話しつつ、同時再生で菊五郎さんの歌舞伎観賞会。『上州土産百両首』、『賀の祝』。久々に見る正太郎と牙次郎のBIG LOVEに涙。また生で見たいなぁ。上演された昨年の6月はまだ後援会にも入っておらず、一等で見ることなんて想像もつかなかったので、4週連続幕見で通ったのだった。今なら、絶対一等で通い詰める。