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10月22日(木)

marumi_179
·
公開:2026/10/22

四十九日だった

大好きな祖母の四十九日だった もうそんなに経つんだと同時に居なくなってしまった人になるのが寂しくてひとしきりまた泣いた

お寺の方と話していると「祖母はこんな人だったからね、君は似ているね」だとか たくさんそんな話をしていただき

久しぶりに会った従兄弟とも祖母の「孫」だったな 私たち という話をした

兄とは祖母の好きなところの話をした 私は祖母と絵を描いたり料理をしたり 私が世界に興味を持つようになったのは祖母のおかげだった

全てが楽しかった 貰う言葉が嬉しかった ドン底でどうしようもなくなっていた時に欲しい言葉ではなく心からの言葉をくれた それが救いになっていた

言ってしまえば変な人ではあった でも何にも縛られない自由な人だった 大好きだった 寝たきりになってしまってから私はずっともう死んでしまうんじゃないかと怯えていた ところがどっこいそこから10年以上生きていたためひっくり返ってしまった おもしれー人

最期はもう言葉が届かなくて 病室でわんわん泣いてしまったのもきっと聞こえていなかったから 良かったなって でももう少しおしゃべりしたかったな 一緒に絵も描きたかった 一緒に色んなものを見たかった 自分の一部が欠けてしまったみたいだ 寂しい

大好きな人たちが居なくなってしまう お別れって寂しいや

お別れをした、というのは遺された人達のためになるんだな

嫌だな みんな居なくならないで欲しいな

喪服を初めて着た 一番前の席に座って焼香をした 献花をした 骨を拾った

祖母の死がこうして事実になっていくことに耐えられなかった 諸々が終わってすぐ仕事に戻った 非日常から抜け出す方法がこれしか思いつかなかった 職場では笑顔を取り繕えていたのだろうか 職場の方には「私はあなたが心配です」と言われてしまった ダメか〜 でもそれなりにいつも通り仕事して、帰ってきて、寝て、をして 祖母の居ない生活を送っていた

しばらく経ってから、ああこれは無理をしているんだなと思った 逃げようとしている 祖母の死から 遺影を見れなくなっていた

線香はあげるし手もあわせる でも、写真が見れない よりによって少し若い頃の、その写真を更に加工したときたもんだ 別人にしか見えないのにこれが祖母の遺影なのかと思うと気分が悪くなった

遺影は天井へ上げられた 見ようと思わなければもう目は合わない 私が祖母の死を受け入れるのは一体いつになるのだろうか